| GENELEC が提案する音声 IP ネットワーク |
2010-02-01

概要
GENELEC は、2 月にアムステルダム行われた ISE Show 2010 にて IP ネットワークを使った、コストパフォーマンスの高い音声分配システムの提案を行いました。
低遅延、非圧縮という高音質を実現しながら、オフィスなどで一般的に使われる LAN 回線をそのまま使用できるように設計された画期的なシステムです。このシステムは、IP ベースの音声システムで、複数のスピーカーが関連しあったり、マルチチャンネル再生においても正確な同期制御を可能にします。
LAN と IP をベースにした一般的なアプリケーションは、私たちの生活環境を大きく変化させました。音声分配システムが同様に変化するのは、自然な流れです。GENELEC が開発したこの新しい IP テクノロジーは、システム設計者、プログラマーやインストーラーに対して大きなメリットを与えることでしょう。さらに、このシステムは、非圧縮でプロレベルの高音質を LAN 経由で分配でき、まさに、ISE Show 2010 で発表するのに相応しい内容でした。今後の拡張にも充分期待できるシステムと自負しています。近日中予定の製品化までご期待ください。
既存製品への応用
LAN 回線は、すでにほとんどの事業所やビルに張り巡らされており、新築ビルでは、必ず整備されています。GENELEC が開発中の音声 IP ネットワークのアプリケーションは、このような LAN 環境の中で広範囲の活用が期待できます。将来的に、この音声 IP ネットワークのアプリケーションは、GENELEC の現行商品 DSP モニタリング・システムとの通信制御も可能にする予定です。そうなりますと複数の部屋での音響特性の均一化や一括管理制御が可能となり、LAN 環境のメリットを最大に活かした音声システムが構築できます。
音声 IP ネットワークのアプリケーションのメリット
ある程度の規模の音響設備では、音声ケーブルだけを使ったワイヤリング工事を LAN 回線の流用で行うことで、ワイヤリング工事自体は大幅な合理化が実現できます。加えて、音声システムのセットアップが簡単で自由度が高くなり、複数の部屋が複雑に関連している大規模なシステムでもシンプルで迅速な構築を可能にします。また、もし機器のトラブルが発生した場合は、システムが稼動中であってもシステム・モニター監視の情報から速やかに発見でき素早い対応ができます。さらに、日常のメンテナンスも LAN 回線経由のリモート・メンテナンスが可能で、機器の保守メンテの合理化ができ維持管理も容易になります。そして、電源の ON/OFF 制御やシステム設定作業もすべて LAN 回線経由で実行できます。
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