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エドシーラン÷ (ディバイド) ツアー,PSA『CM-i3』インターカム・ヘッドセットで,オーディオ・コミュニケーションをモニター

2018-12-27(原文掲載:2018-09-17)

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エドシーラン÷ツアーで『CM-i3』インターカム・ヘッドセットを採用した照明ディレクター,マット・ジョーンズ氏

2017年3月イタリア,トリノから幕開けした÷ツアーは英シンガーのエド・シーランの3度目のワールドツアーであり,2018年8月21日には,サンフランシスコのAT&Tパークで追加公演を行いました。ツアーの照明ディレクター,マット・ジョーンズ氏は「Point Source Audioが製作技術の重要なパートを担うことに至った理由」について語りました。

言うまでもなく,ジョーンズ氏の腕は2本しかありません。しかし,本ツアーで数カ月間オーディオ-コミュニケーション間を幾度となく腕が何本もあるかのようなオペレーションをしていた。この経験が彼を奮起させ,ジョーンズ氏曰く「すべての問題の解決につながった」『CM-i3』インイヤー・ヘッドセットを採用することにつながりました。

コントロールする必要があった。
『CM-i3』を勧められ,はじめて完璧なオールインワン・ソリューションに出会った。

『CM-i3』を採用するに至るまで,ジョーンズ氏は普通のインイヤフォンを使っていました。インカムを使わなくてはいけない場合は,Clear-Comのヘッドセットを装着するために都度インイヤフォンを外さなくてはいけませんでした。「私の両手はショーを続けるだけで精いっぱいで,ショーの最中に,インイヤーを外し,ヘッドセットを装着し会話するということが少し困難だったと思う。もう2人分腕が必要だと気付いたんだ」と『CM-i3』ヘッドセットを手に入れるまでの困難を語りました。

「『CM-i3』は私の両手を自由にしてくれ,インイヤーを外し別のヘッドセットを着けたりという煩わしさに気を取られることがなくなった。つまり,インイヤーのヘッドセットを装着したままスポットやステージマネジャー,技術者たちと会話することが可能である」「ワークフローが改善されたので,ショーから気をそがれることがない。私はただショーを進め,チャンネルをクリックするだけ」と話す。

シンプルなワークフロー

ジョーンズ氏はショーのフィードを聞き取ることができ,同時にインカム・システムで話すことができる解決法を探していました。オーディオからインカム・システムにつなぐ方法,またはインカム・システムからオーディオ・フィードにつなぐ方法など諸々選択肢を探していた。「コントロールする必要があった。『CM-i3』を勧められ,そこではじめて別のハードウェアを必要としない完璧なオールインワン・ソリューションに出会ったんだ。インカム・システムへの接続もとても簡単で,価格帯もお手頃でとてもいいソリューションでした」

ジョーンズ氏のカスタム・インイヤー・ソリューション

オーディオとインカム・ヘッドセットをオールインワンにするために,FOHのオーディオ・ミックスからのフィードはXLR→3.5mmアダプター付きのFischer Amps製In Ear Ampsを経由してClearCom FreeSpeak2のボディパックに接続します。アンプにはボリューム・コントロールがついているので,インイヤーで聞きたいショー・フィードの量を調節できます。

照明ディレクターの指示(キュー)はエドの曲目構成によってかわります。通常はきちんと構成されているが,ジョーンズ氏はこう説明します。「私はエドが今何をしているかよく観察していなければならない。もしセットの何かひとつでも変われば,例えば弦が一本切れたりしてそれは彼が別のループを実行するということだからね。すべてのことがライブなんだ。タイムコードはないから,何か起きたら乗り切らなきゃいけない」。さらに語気を強めてこう話しました。「彼はね,ギターがもし壊れたら交換するんだよ!」
 
 
 

二重の役目を果たすヘッドセット

『CM-i3』ヘッドセットのセットアップのおかげで,ステージ上で起きているすべてのことに目と耳を集中することができます。照明は,曲目構成(生中継映像とビデオクリップも同様)に合わせてセットされており,その内容はサビ,Aメロ,Bメロのためにカスタム仕様で組まれます。すべての要素が細分化された状態なので,ジョーンズ氏の役割は,すべての要素のレベルを整えることです。「ショーにおける私の役目はショーごとでばらつきを作らない。スポットは正しく,シュートはバランスのとれたもの,18カ月前ツアーがスタートしたときと同じ出来であるべきなのです。」

インイヤフォンのモジュラー化は,ジョーンズ氏にとって,モニターからオーディエンスが聴いている音に瞬時に切り替えるために,極めて重要です。音が発せられてからオーディエンスに届くまではわずかなディレイあるため,電気信号として遅れずにインイヤーモニターに来た音と,会場で鳴っている遅延した音の両方が聞けるのはありがたいことなのです。接続されたコミュニケーションフィードは彼のインイヤフォンに直接届き,ショーの途中で技術的な問題がおきたとき,対処するため直ちにバックステージのクルーと会話することが可能です。同じように,エドがセットリストの曲目を土壇場で変更するとなったとき,プロダクション・チームのひとりがジョーンズ氏にセットの変更の指示だしをするときも可能です。以前は無線機で聞きだす必要がありましたが,今やヘッドセット経由で直に指示を受けています。

『CM-i3』ヘッドセットはPoint Source AudioのUKディストリビューター「Autograph Sales & Installations(シーランの別のツアーでオーディオソリューションサポートを担当)」によりジョーンズ氏に紹介されました。ジョーンズ氏は最後にこう話しています。「『CM-i3』は他のヘッドセットと同じように装着しますが,一番の違いは「快適さ」。「耳を潰すヘッドセットよりはるかにいい!」

デュアル・インイヤー・ヘッドセット『CM-i3』は特許取得済みのモジュラー・デザインを採用しており,Clear-Com,RTS,Telex 等の一般的なインターカム・システムと互換性のある様々な XLR コネクター,また iPhone やスマートフォン用のコミュニケーション・アプリを使う場合の 3.5 mm フォノ・プラグを選択できます。わずか 56.7 g という軽量で目立たないヘッドセットは,ずっと重い両耳マフ式のヘッドセットに一般的に帰される頭痛や肩の凝りを低減するのにも大いに有効です。

『CM-i3』紹介ページ

Point Source Audio紹介ページ

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