1030 ユーザーの J-POP クリエイター 鈴木 “Daichi” 秀行 氏、GENELEC 8250A を選ぶ

掲載:2011 年 1 月

鈴木秀行さん

今回は GENELEC ユーザー・リポート初の日本人クリエイターをご紹介します。

今回リポートに登場していただく鈴木 “Daichi” 秀行氏は、J-POP のサウンド・プロデューサー/楽曲アレンジャーとして SMAP、YUI、絢香、mihimaru GT、柴崎コウ、モーニング娘。などの J-POP のトップアーティストたちを手がけ、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『機動戦士ガンダム00』、『ドラえもん』、『Witch Hunter ROBIN』、『BLEACH』、『家庭教師ヒットマンREBORN!』、『ケロロ軍曹』等の世界的にも有名なアニメーションの楽曲制作にたずさわって来ています。氏のサウンドは、近年の J-POP アーティストや日本製アニメーションのヨーロッパ・北米市場への進出によって世界中のリスナーの耳にも届いています。

名実ともに日本のトップクリエイターである同氏の都内にあるプライベート・スタジオは多くのサウンド・クリエイターたちが夢に見る理想のスペースとなっています。ドラムのレコーディングが可能な録音ブースに、多くの最新及びビンテージのアウトボートがひしめくラックケース... レコーディングからミックスダウンまでのすべてを行える、クリエイターにとって理想的なこの空間に新たに導入されたのが GENELEC 8250A 2ウェイ DSP モニター・システムです。それまで氏がこの自身のスタジオで使い続けていたニアフィールド・モニターは GENELEC 1030A でした。日本に数多く存在する 1029/1030 ユーザーはこれらのスピーカーを愛する余り 8000 シリーズをすんなりとは受け容れていない方もいらっしゃるようなのですが...

鈴木秀行さんのプライベート・スタジオのスピーカー

鈴木氏に率直に 1030A と 8250A を比べた感想を伺うと、「当然ながら今までの GENELEC サウンドの特徴であるナチュラル感は感じますが、基本的には違うもの、という印象です。具体的には 1030A と比べて、より再生レンジが広く、より Hi-Fi 感が増しています」とのことです。

では、なぜそれまで使いなれたものとは色の異なるモニター・スピーカーである 8250A をチョイスしたのでしょうか? もちろん GENELEC ブランドを気に入ってもらえているということはわかるのですが...

「最近の音楽はとてもレンジが広いです。それならば、よりレンジが広くニュートラルな音質のモニターでなければなりません。8250A は 1030A と比べて、よりその条件を満たしています。今の音楽とマッチしているということです」。また、氏は新しく導入するモニター・スピーカーにニアフィールド以上、ときにはラージ・モニターとしての役割も求めていました。ワイドレンジな 8250A はそのサイズ感も含めて、ぴったりであったようです。

同時に鈴木氏は GLM™ もいたくお気に入りのようです。同じサイズの 8050A ではなく GLM™ が使用できる 8250A を選択したのもそれが理由です。プライベート・スタジオでは商業スタジオのような完璧な音響工事は難しいものですが、GLM™ を使えばそんなプライベート・スタジオの制約を取り払ってくれます。頻繁に大型スタジオで仕事をする氏には、大型スタジオ・クオリティーの音質をプライベートな空間で実現できる GLM™ はまさに理想的なツールであったのだと思います。また、鈴木氏だけではなくこのスタジオに来るミュージシャンたちもインストールされた 8250A を賞賛していますが、それは GLM™ のマルチポイント測定によるところが大きい、と氏とこのスタジオの 8250A のインストールを担当した GENELEC 製品の日本総輸入代理店オタリテック株式会社の河野氏は考えています。GLM™ のマルチポイント測定は最大 3 つまで測定ポイントを増やすことができ、その 3 つのポイントでのベストなリスニング環境を作り出すことが可能です。このお話はそんなマルチポイント測定がとても効果的であることを証明してくれました。

GENELEC 8250A と GLM™ という武器を手に入れた氏のより一層のご活躍が期待されます。

鈴木秀行さんのプライベート・スタジオ

写真:東京都内にある鈴木 “Daichi” 秀行氏のスタジオにて