フリーランスで活躍するサウンド・エンジニア 大串浩彰 氏、新規ホーム・スタジオでも 8240A DSP システムを活用
掲載:2012 年 1 月
ポップ、ロックからゲーム・ミュージックまで幅広い分野で活動されているサウンド・エンジニア 大串浩彰 氏。氏はご自宅兼スタジオを新調。新たな制作環境には以前より愛用されている GENELEC 8240A DSP モニタリング・システムも設置されています。「新しいスタジオは 8240A をより活かせるような環境にしたのですよ」と語るほど DSP システムをお気に入りの大串氏。今回はユーザー・レビュー初の日本人サウンド・エンジニア大串氏にエンジニア視点からの GENELEC DSP システムの魅力を語っていただきました。



大串氏は都内の大型レコーディング・スタジオでの勤務を経て、現在、フリーランスのサウンド・エンジニアとして、meg rock、Zwei、D☆DATE、昨年念願のデビューを果たした earthmind をはじめとした若手 J-POP/J-Rock アーティストのサウンド・エンジニアリングを数多く手がけていらっしゃいます。
そんな大串氏の制作スタイルは、大型スタジオと自宅スタジオ双方で作業するというものでした。氏は語ります。「一昔前は大型スタジオで、レコーディング〜編集〜ミックスとオールインワンで作業していました。最近は 1 つのプロジェクトにかけられる予算の問題や、自宅でできる作業の幅が大きく広がったことで、レコーディングはスタジオ、編集やプリミックスは自宅、というように 1 つのプロジェクトの中で使い分けることが多くなっています。」
このように楽曲制作を進めて行くサウンド・エンジニアは世界中で増え続けているでしょう。そうなると自宅スタジオの環境のさらなる向上、特にサウンド・エンジニアの自宅スタジオとなると、モニタリング環境の向上は必須といえます。大串氏の自宅スタジオも例外なくすばらしい制作環境となっています。アコースティック・トリートメントされた部屋に、厳選されたアナログ・アウトボードとスタジオ仕様の DAW システムが構築され、その中にメインのモニタリング・システムとして GENELEC DSP システム 8240A が導入されています。
氏が 8240A をチョイスした理由の 1 つは、多くの DSP システムを導入したサウンド・クリエイター/エンジニアの方々と同じでした。「8240A を導入したきっかけは、その再生レンジの広さです。今まで使用していたモニター・スピーカーでは確認できずにいた部分が凄く明瞭になったので、今まで手がつけられなかったレンジにまで手をつけることができるようになりました。EQ、PAN の反応が良いので楽曲全体のサウンドの判断がつきやすくなりました。」さらに、氏はフリーランスで活躍するエンジニアならではの理由も付け加えてくれました。「複数のスタジオでの作業、自宅での作業と作業場所が変わっていきます。そんなときに GLM AutoCal™ システムを使えば自宅スタジオでプリミックスした曲を他の大型スタジオで確認するとき、モニターの印象が大きく変わらないのでストレス無くファイナル・ミックスのチェックができるようになりました。またさらに AutoCal™ のセッティング・データは Save/Recall できるので「○○スタジオの A st」というように様々なスタジオの環境にストレスなく設定できることも魅力です。」スタジオと自宅環境でのモニタリング環境の差を限りなく小さくするために GLM システムを使用する――まさに理想的な使い方の 1 つといえるでしょう。
このように GENELEC の洗練されたサウンドと DSP システムの機能を存分に使ってスムーズに仕事をこなす大串氏ですが、決して根っからの GENELEC ファンというわけではなかったと言います。「GENELEC のファンというわけではなかったけれど、ある知人に DSP システムを勧められて試聴し、導入を決めました。」我々が「DSP システムというまったく新しいタイプのモニタリング・システムということで敬遠される方も少なからずいるのですよ」とお話したところ、「そういう人達にこそぜひ一度 GENELEC DSP モニタリング・システムを体験してみて欲しい。一度体験すればそのすばらしさにきっと気付くはずです。」と大串氏。
氏の今後のさらなる活躍を DSP モニタリング・システムが支え続けられることを願っています。
