Jake Jackson 氏、2012 年のロンドン・オリンピック向けプロジェクトに GENELEC を使用
掲載:2011 年 12 月

レコーディング・エンジニア Jake Jackson 氏の名前はご存じないかも知れませんが、氏の関わったプロジェクトを聞いたこともないならば、仙人のような生活を送られているのかも知れません。北ロンドンにある George Martin 卿創業の AIR Studios でオペレーターとしてキャリアをスタートさせた 14 年のベテラン Jackson 氏は、少し名前を挙げるだけでも『127 時間』、『アバウト・ア・ボーイ』、『スウィーニー・トッド』、新シリーズの『ドクター・フー』のような文字通り何百もの映画やテレビのプロジェクトのスコア・レコーディング・エンジニアやミックス・エンジニアになりました。氏の履歴書には Danny Elfman、Hans Zimmer、Howard Shore、John Williams のようなクライアントが名を連ねるのですから、業界が注目するのも無理ありません。
2009 年にフリーランスになり、今年早くに Jackson 氏は英国の名誉ある MPG(Music Producers Guild)の Breakthrough Recording Engineer Award を受賞しました。GENELEC はこの賞のスポンサーでしたので、Jackson 氏は 8240A バイアンプ DSP モニター・スピーカーのペアならびに AutoCal™(現場でモニターをキャリブレートするため)装備の GLM™ ソフトウェア・キャリブレーション・システムも賞品として受け取りました。
Jackson 氏が 8240 を評価する過程について説明します:「私は 1 日ににミキシングをたくさんやる傾向があります。それがテレビ番組のものであれば 1 日に 1 エピソードまるまるになることもしばしばです。これは 1 つのセッションで 20 〜 30 分の音楽をミックスしなくてはならないことを意味します。ですから私は自分の聴いているものを信用しなくてはなりません。『ドクター・フー』のミキシングで長時間過ごす AIR の Studio 1 に 8240 を設置して、8240 がどんなに良いかは別に期待はしていませんでした。自分で録音してミックスしたものを、何か気に入らないことがスピーカーにないかどうか探りながら 10 〜 12 個ほど鳴らしてみましたが、気に入らないことは何もなかったですね。素晴らしかったです。フィルム・スコアの色々なジャンルからの様々なミックスだったのですが本当に良い音でしたから。自分の耳を疑いかけたほどでした」。
Jackson 氏最新の最大プロジェクトは世界中のすべての耳が注意を向けるもので、まったく説明不要です:「私は作曲家兼編曲家の Philip Sheppard さんと一緒に仕事をしていまして、2012 年のロンドン・オリンピックのために 201 の国歌すべての録音とミキシングをやっています。かなり大きなプロジェクトです。ロンドン・フィルハーモニック・オーケストラを Abbey Road Studio 2 で録音していましたが、レコーディング漬けの 6 日間を要しました」。
AIR Studio 3 で国歌のミックスの主要リファレンス・モニターとしていつも使われているのが Jackson 氏の GENELEC 8240 ですが、このスピーカーはレコーディング段階ではキャリブレートされて Abbey Road Studio 2 でも使用されました。Jackson 氏の言葉では、「Abbey Road にもともとあるスピーカーも大好きですが、このプロジェクト全体にわたって使う、信用できる別セットのモニター・スピーカーも欲しかったんです。ですので私が知っていて信頼している 8240 があるのは良かったです。AutoCal™ のおかげで新しい部屋に持って行っても非常に素早くセットアップできますし、ポータブルですからその日の仕事が終わったらキャブに積み込んでおいて、AIR スタジオに戻り、翌朝にセットアップできます。また、Abbey Road 2 には大きなガラス窓があって変に反射することがあり得ますが、GENELEC 8240 はこれを和らげるのに役立ちます。51 時間に 201 ものキューがあるこのプロジェクトでは、やり直しできるチャンスはまずありません。仕事を終えたとき、全プロセスに対する予備の時間は数分でした。もし個々のキューのそれぞれについて 1 分長くかかったとしたら、それは 3 〜 4 時間の時間超過を意味しました。ですから上手くいっていることを知っている必要があり、この作業には GENELEC 8240 が最適でした」。
