「モニターから音がなっていることを忘れさせてくれる」
日本のトップ音楽プロデューサー井上慎二郎氏、8250A DSP モニタリング・システムを導入

掲載:2011 年 9 月

井上慎二郎さん

音楽クリエイター・ユニット「lambsey」として活動する一方、倖田來未、東方神起などをはじめとする J-POP/K-POP のトップ・アーティストたちへの楽曲提供、アレンジャー、トラックメイカー、ギタリストと幅広い活動をされている音楽プロデューサー井上慎二郎氏にお話を伺います。

井上氏はボーカル・レコーディング、ダビング、ミックスダウンまでを一貫して行えるスタジオを制作の場としています。そこにはホーム・レコーディング・ユーザー憧れのアウトボードやプロツールズ HD システムが並びます。

最近までレコーディング・スタジオ定番のニアフィールド・モニターを使用されていましたが、発売から 30 年以上経つ同モデルでは現在の音楽に対応しきれないと感じ、GENELEC 8250A を導入されました。

井上氏は現代の音楽制作環境について「低域周波数がちゃんと見えること」が大事だと語ります。その点で 8250A の低域の解像度の高さは合格点だったようです。しかし 8250A を導入されたきっかけはこれだけではありません。

井上氏は新しく導入するモニターにニアフィールド用途にとどまらないラージ・モニターとしての役割――そのスタジオにおけるメイン・モニターとしての役割――を求めていました。プロフェッショナルなプロジェクト・スタジオのメイン・モニターとして最適なサイズと音圧を持つ 8250A は製品としてのサイズもぴったりだったようです。

また、こちらのスタジオは音響的にくせがあり、座る位置によって音が違って聞こえてしまうという問題がありました。8250A は GENELEC の自動音響補正システム AutoCal&tradel に対応し、その AutoCal™ の中の機能の 1 つ『マルチポイント測定』は、部屋の複数のポイントで測定を行い、そのなかの平均値に音質を補正することによって、測定した場所のどのポイントでも同じ音質でモニタリングできるようにするものです。この『マルチポイント測定』によってこの問題は解決することになります。

さらに、氏のスタジオはドラム・セッションも可能な大型のレコーディング、ミックス・ルームも完備しており、こちらの部屋で作業を行う際も 8250A をコントロール・ルームへ持ち込み、AutoCal™ を使い、同じ音質で作業することが可能になりました。他の DSP シリーズ・ユーザー同様、GENELEC DSP システムを大きく活用していただいているようです。

また井上氏は GENELEC のモニター・スピーカー導入の利点に関してこのようなお話もされています。
「これまでは“このモニターはこういった音質だ”ということを考えながら EQ をかけたりミックスダウンを行っていました。しかし、GENELEC のモニター・スピーカーは楽器の音を直接扱っている感覚になります。それはただ素の音が鳴っているだけということではなく、とても音楽的なのです。
「モニターから音が鳴っていることを忘れさせてくれるので余計なことを考えずに作業できますし、ミックスダウンが前よりも悩むことが少なくなりました。また、以前は完成した曲を自宅で聴くとイメージが違って聴こえていたのですが、8250A 導入後はこれも少なくなりました」。

このご意見はまさに“限りなく原音に忠実であること“という GENELEC 製品の基本理念とメタルドーム・ツイーターから発するハーモニクスによる音楽的な空気感を感じていただけたからではないかと思います。

8250A で理想のモニタリング環境を手に入れた氏の今後のさらなるご活躍が期待されます。

井上慎二郎氏ユニット lambsey オフィシャル・サイト
http://lambsey.com/index.html

井上慎二郎さんのプライベート・スタジオのスピーカー