トーン・コントロールはどのように設定すれば良いでしょうか?(低音が出すぎているでしょうか?)

フリーフィールド条件(つまり櫛形フィルター効果を発生させたりドライバーにローディングを与えるような近傍の反射性境界が存在しない)になるように GENELEC モニターはどれも無響室内でキャリブレートされています。この結果、モニターを部屋の中に置くと、低域ドライバーは近傍の境界からの付加的なローディングを受けることになります。これには無指向性の低域エネルギーを高める効果があり、そのため音楽は低音が重すぎるようになったりドロドロした音になってしまいます。平坦な低域周波数特性を得るために、ベース・チルト[bass tilt]コントロールで普通は -4 dB の調節が必要になります。しかし、部屋は形も大きさもレイアウトも異なりますので -2 dB しか必要しない場合も、-6 dB を要する場合もあり得ます。

部屋とモニターとの間にはまだ交互作用あることがありますので GENELEC はローカット周波数周辺の過剰な LF エネルギーを補正するためにベース・ロールオフ[bass roll-off]コントロールも提供しています。

部屋の残響時間や聴取距離の違いによって高域の調節が必要になることもありますので GENELEC 製品の大半のモデルにはトレブル・チルト[treble tilt]が搭載されています。

3 ウェイのモニター及び大型システムでは低域レベル中域レベル高域レベル用のドライバー・コントロールがあり、モニターが様々に異なる聴取環境内に配置されても一貫性のある自然な音声再生が実現できるように周波数特性の極めて細かい調整が可能です。

GENELEC モニターのトーン・コントロールを設定する一番良い方法は WinMLS や MLSSA のようなシステムを用いる計測によるものです。これは残念ながら大半のユーザーが利用できるものではありませんので、ほとんどの状況で満足できる結果が得られるような良好なスタート・ポイントをお届けするために、クイック・セットアップ・ガイドがモニターに付属しています。GENELEC と代理店ネットワークでは GENELEC 製品スペシャリストがスタジオに出向いて現地でモニターを測定するという無償のキャリブレーション・サービスを提供しております。このサービスは大型モニターだけに適用されていますので、詳しくはオタリテックにお問い合わせください。

ルーム・レスポンス・コントロール