デジタル接続にはどのようなケーブルを使ったらよいのですか?

GENELEC モニターが使っているデジタル接続には 2 種類あります:AES/EBU と S/P-DIF です。ただし、S/P-DIF 接続が使われているのは今は製造終了している 2029A モニターだけです。信頼できる動作を行わせるには、ケーブルの接続に関しては以下の要件を満たしている必要があります:

S/P-DIF

特性インピーダンス:75 Ω
ケーブル種:S/P-DIF デジタル・オーディオ伝送用ケーブル
コネクター:RCA ─ RCA
最大ケーブル長:ケーブル損失によります。推奨は最長 10 メートル。

AES/EBU

特性インピーダンス:110 Ω
ケーブル種:AES-EBU デジタル・オーディオ伝送用ケーブル
コネクター:XLR(オス)─ XLR(メス)
最大ケーブル長:ケーブル損失によります。推奨は最長 100 メートル。

一般的な音声ケーブルやマイク・ケーブルを使わないでください。高品質のデジタル信号伝送ケーブルをお使いください。デジタル・ケーブルが適切かどうかはその特性インピーダンス(Ω)とメートル毎の損失(dB/meter)と放射減衰(dB)によって決まります。希望する信号の伝送用に設計されたケーブルをお使いください。というのも AES/EBU デジタル・オーディオ信号専用のケーブルが入手できますが、S/P-DIF 用の高品質 75 Ω 同軸ケーブルも何種類かあるからです。

メートル毎のケーブル・ロス(これはできる限り低い必要があります)は、信号をどこまで遠く伝送できるかを決定します。ケーブルの放射減衰は、デジタル・オーディオ信号が環境にノイズをどれほど放射するかとシステムが他の電子雑音源の影響をどれだけ受けやすいかを決定します。ノイズ干渉を充分に低減することによって、システムはさらに頑強になり、より長い距離にわたって信号を高品質で送れるようになります。実際には、信号品質がある水準以下に落ちないと音質の(何らかのもしくは大きな)劣化には気がつかないでしょう。伝送システムがこの水準よりも上でどれくらい良好に動作しているかを知るには、デジタル・オーディオ信号の質を測定するための特別な分析器が必要です。デジタル・オーディオ信号を長距離にわたって伝送することを計画している場合は、そのようなツールを使ってシステムの動作状況を確認し、何を正すべきかを調べることをお薦めします。