音楽を正確にモニターするのに適した良質の設置を行ってあるかを確認するための基本的なチェック項目にはどのようなものがありますか?
正確なモニタリングのための良好な環境を手にしているかどうかを確認するために行うべきことの基本的なチェックリストを示します。何を行うべきかハッキリしない場合は、より詳しい解説のある別のリンクもご覧ください。
基本的なモニターの配置チェック:
- 各モニターがどれもその再生チャンネルにとって適切な角度に置かれていることを確認してください。例えばステレオの場合ならば左側モニターはセンターから 30° にある、などです。
- 側壁及び左右ステレオ・ペアのモニター背後の壁からの距離を測定し、それらが 1 センチメートル以内で合致するようにしてください。5.1 サラウンド・システムの場合はフロント及びリアの左右のペアにもこれを行ってください。
- 優れたステレオ・イメージングを得るには、側壁と左右のモニター背後の前壁とが似た性質になるようにしてください。そうなっていないとレスポンスに影響が出ることがあります。
- 室内の家具や機材が正確に左右対称になるようにしてください。
- すべてのモニターからリスニング地点まで遮るものがないように、リスナーとモニターとの間のスペースから不要な機材(例えばコンピューターの画面や機材ラック)を撤去してください。
簡単な測定:
- ピンクノイズと音圧計を使って、全モニターが同じ入力信号を等しい音圧レベルで再生していることをチェックしてください。
- 巻き尺を使って、各モニターからリスニング地点までの距離が同一であることをチェックしてください。これですべてのモニター(サブウーファーを除く)の音の到達時間が確実に同じになります。
- 試聴と測定を行って、全モニターが似たような周波数特性を持っていることを確認してください。平坦な周波数特性が得られるようにトーン・コントロールを使って調整してください。
- 理想的には周波数特性は ±2.5 dB のウィンドウ内に入るべきです。そうならない場合は原因を見つけてください ── 多くは部屋やモニターの配置であり、モニター自身の不具合ではありません。
- 低域レベルが不足している場合は、低域周波数のキャンセレーションが起きていないかどうか、壁との距離をチェックしてください。
テスト信号:
- ピンクノイズを使って、各モニタリング・レベルが等しいことをチェックしてください。また、ノイズの音色が異なる場合は、測定ツールを使って周波数特性が似ない原因を突き止めてください。
- 男性の声(できれば知人の)を使って、音質の自然さを評価してください。音質(音色)でおかしな点を見つけたら周波数特性をチェックしてください。
サブウーファーのテスト:
- サブウーファーからのレベルが他の 1 本のモニターからのレベルと異なっているかどうか、正弦波のスイープを用いてチェックしてください。サブウーファーを移動し、周波数がサブウーファーの低域カットオフまで平坦に伸びるようにコントロール類を調整してください。
- 周波数特性にノッチ(急な落ち込み)がある場合は、近傍の壁までの距離を確認し、サブウーファーの位相調整を確認してください。