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英国 Input Media 社,ボイスオーバー・ルームの改修に2つの強力なテクノロジーを選択

2015-12-07

欧州のスポーツ TV 番組制作会社大手「Input Media」は Jünger Audio の『D*AP4 VAP Edition』ボイス・プロセッサーを西ロンドンにある同社のボイスオーバー・スタジオの中心的な機材としました。

Jünger Audio 社の英国ディストリビューター「Aspen Media」によって納入されたこのユニットは Input Media 社の8つのボイスオーバー・ルームの大がかりな改修の一部として設置されたものです。この改修には Axon Digital Design 製の Cerebrum モニタリング/コントロール・システムと Ikegami 製のフル HD モニター・ディスプレイの設置も含まれていました。今回これらの制作用の部屋は Input Media の制作センターの集中的放送インフラに完全に統合され,同社は UEFA,The FA,The French Tennis Federation,BBC といったクライアントのニーズにより機敏かつスマートに作業できるようになりました。

このプロジェクトのために,Input Media 社はシステム・インテグレーターとして「ATG Danmon」社を任命し,両社は互いに緊密に作業して改修される施設に相応しい機材を選出しました。

Input Media 社の技術ディレクター Nick Symes 氏は次のように語ります:「私たちは従来の音声卓を設置することも含めて技術的な選択肢をいくつか検討してみましたが,最終的に Jünger Audio のプロセシングと Axon の Cerebrum コントロールの組み合わせを使うことにしました。というのもこれによってすべてをここの中央の Snell ルーターに接続できるようになるからです。Cerebrum ソフトウェアはメイン・コントローラーとして動作し,ここのオペレーターたちに,各部屋に1台ずつ全部で8台あるすべての『D*AP4 VAP』の統合された一覧を提供しますので,彼らは各ミックスの特性を制御することができます。

「このシステムならばソースを簡単に切り替えでき,フェイルオーバーも組み込まれていますので,もしもブースの1つでコメンタリー・ボックスの1つに不具合を生じたら,コメンテーターを実際にそのブースから連れ出して別のブースに入れ,その人が必要なすべてのものをボタンの1押しでその新しいブースにルーティングできます」。

TV のボイスオーバーやラジオ放送や音声ポストプロダクションのような多岐にわたる用途をターゲットとした Jünger Audio の『D*AP4 VAP Edition』は声のコンテンツをラウドネスに厳しいプログラムに統合するのに必要なあらゆるツールを備えた DSP ベースの 2 チャンネル・ボイス・プロセッサーです。スペクトルの違いを調和するダイナミックな自動 EQ 制御が可能なクリエイティブなツール Jünger Audio 社独自特許の『Spectral Signature™』ダイナミック EQ を含む多数の信号処理オプションが利用できます。このユニットはカラーレーションやポンピングや歪や変調のない卓越した高音質を持つ適応的なワイドバンド・ラウドネス制御を行う Jünger Audio の『Level Magic™』ラウドネス・マネジメント・アルゴリズムも搭載しています。

Axon の最新鋭 Cerebrum は SNMP(Simple Network Management Protocol)あるいは Jünger Audio の『D*AP』ユニットが互換性を有する Ember+ のようなサードパーティー製プロトコルを用いた大手メーカー製の放送機材をリンクさせるカスタマイズ可能な監視制御システムです。このシステムはルーターやプロダクション・スイッチャー,サーバー,音声卓,カメラ・コントロール・ユニット,レシーバー・デコーダー,マルチビューワー,ウエーブフォーム・モニターといった多様な機材をサポートし,その先進かつ広範な機能によってマルチデバイスの制御をひとつの使い易いインターフェイスへとまとめ上げています。

「柔軟性と各ミックスについての制御を提供してくれますので Jünger Audio のユニットが選ばれたのです。そしてこのユニットは音声処理用の素晴らしい機能のセレクションを内蔵していますので,高まり行くクライアントさんたちの要求も扱うことができます」と Nick Symes 氏は付け加えます。「また,この製品はラウドネス値が現行の規制に必ず準拠するようにしますので,安心感も大いに得られます」。

Input Media 社のビジネスの重要な部分はサッカーですが,同社のボイスオーバー・ブースは様々な種類のスポーツのコメンタリーを扱います。このコメンタリーはクライアントの要望に従って世界中に配信されます。

Jünger Audio の『D*AP4 VAP Edition』ユニットを設置する直前に,Input Media は一部のクライアント独自のニーズに応えるには何らかの改造が必要なことに気付きました。

「デュアル・コメンタリーのある試合ではモノのコメンタリー・ミックスとして送り出せるように2つの声をミックスする必要があります」と Nick Symes 氏は解説します。「当初,『D*AP4 VAP』ユニットはこれをできませんでした。というのもユニットができる以上のことを私たちが事実上要求していたからです。しかし,これができるように Jünger Audio さんはこのユニットに追加のモニタリング処理を組み込むことにすぐに同意してくれて,その結果には大いに満足しています。Jünger Audio さんは時と必要に応じてステレオやデュアル・モノあるいは個別のモノ構成できる2つのモニタリング・チャンネルをさらに提供するように内部 DSP 処理を根本的に作り直してくれました」。

Jünger Audio と Axon の技術を組み込むことによって Input Media のボイスオーバー・オペレーターの方々はより柔軟かつクリエイティブなやり方で作業できるようになりました。「この技術は実にスマートで,私たちはこれが何をできるか探り始めたばかりのようなものです」と Nick Symes 氏。「特に Axon の Cerebrum システムについては,この施設の他の部分も含めてさらなる運用ができると認識しています。ボイスオーバー・ルームをアップグレードすることは始まりに過ぎず,私たちの長期的な計画は当社の異種システムがより良く協働できるようにさらなるクロス・システム制御を組み込むことを目指しています。しかしそれはかなり大それた企みであり,運用上の利点が,使えるようにするのに必要な経費と時間に見合うものであることを示さなくてはなりません。私たちはまだそこに至っていませんが,これは将来的な決定事項です」。

写真:Nick Symes 氏と Jünger Audio の機材