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日本語取扱説明書&技術解説:コンプレッサーとエクスパンダー

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Jünger Audio のコンプレッサーとエクスパンダー

コンプレッションはストレージ・システムや伝送システムや聴取環境のダイナミック・レンジに合わせて入力信号のダイナミック・レンジを低減するために用いられます。このような課題に対する一般的なアプローチでは処理の結果、耳に付く人工物が追加されたり、演奏の瑞々しさがなくなったりすることがしばしばあります。ダイナミクス処理に対する Jünger のアプローチは耳に付かないながら効率の良いソリューションをお届けします。

Jünger システムでは、プログラム信号のコンプレッションは入力レベル全体(クラシックな Jünger アップワード・コンプレッサー・デザイン)に、あるいはある一定のスレッショルド・レベルよりも上側だけ(Jünger ダウンワード・コンプレッサー)に適用できます。

アップワード・コンプレッサー(D02 から T*AP にわたる多種の製品に使用):
コンプレッションは部分的には低レベルの信号のレベルを高めることによって実現されます。入力信号のレベルが低ければ低いほどコンプレッサーによってその入力信号に追加されるゲインは多くなります。増幅量は圧縮率(コンプレッション・レシオ)に依存します。入力信号のレベルが高まるのにつれて、適用されるゲインの量は少なくなります。基準レベルを 0 dBFS よりも下に設定するとコンプレッション・カーブには「ターニングポイント」が生じます。このポイントよりも下の信号レベルは増幅され、上の信号は減衰されます。

入力信号レベルの全範囲にわたって微細な動的構造は保全され、コンプレッションのあとでもトランジェントは保たれます。濃度の高まった出力信号を生み出しますが、Jünger のコンプレッション・アルゴリズムは透明で一聴したところでは圧縮されていないような印象を残します。

コンプレッサーの最大ゲイン変化(「レンジ」と呼びます)は 0 dB から 20 dB の範囲に制限できます。これはバックグラウンド・ノイズが耐えがたいほど大きくなるのを防止するのに特に便利です。

ダウンワード・コンプレッサー(V*AP および新製品シリーズで使用):
新製品『V*AP』ボイス・プロセッサーで Jünger はスレッショルド依存のデザインに基づいた代替的なコンプレッション方法を導入しました。スレッショルドよりも上の信号レベルは低減され、下の信号は何の変化も受けません。ゲイン・リダクション量は選択可能なレシオに従います。アップワードおよびダウンワード・コンプレッサーはどちらも適応的技術を特長としており、入力される信号に全タイミング・パラメーターを自動的に合わせています。

エクスパンダーとゲート:
不要な低レベルのノイズ(空調、ハム等)を除去するのに Jünger のエクスパンダー/ゲートが役立ちます。Jünger エクスパンダーは一定のスレッショルドよりも下で入力される信号のレベルを減衰させます。最大減衰はレンジ・パラメーターで制限できます。あるいはシステムをゲート・モードに切り替えると最大リダクションまでレベルを下げます(ミュート)。Jünger は 2 種類のエクスパンダー・プロセッサーを特長としています。新しいデザインはさらに柔軟性が高まっていますが、どちらのシステムでも邪魔になるような人工物のないごく自然な結果が得られます。

旧来のデザインでは下方伸張(ダウンワード・エクスパンション)は 6 dB のレベル範囲にわたって増加します。この範囲よりも下の全信号はこのレンジ値で減衰されます。

新しいデザインでは減衰は設定可能なレシオを用いて適用されます。