2014-05-27

アラブ系ラジオ局でも強みを見せる LAWO

アラブ圏でもオンエア・スタジオや制作施設に LAWO 社機材を使うラジオ放送局が増えています。ドバイに本拠を置きドバイとドバイの外──サウジアラビアとイラクも含む──に放送を行っている有名な「Middle East Broadcasting Center」(MBC)グループもそのひとつです。

同グループの MBC ラジオ部門は LAWO『sapphire』ミキシング・コンソールを備えた 6 つのスタジオをドバイで運営し,首長国外の地方局も運営しています。リヤドのスタジオは先頃,ドバイにあるミキシング・コンソールをリモート・コントロールするための LAWO 社の 20 キー・パネルと信号伝送用の TCP/IP 回線を用いてワンマン・オペレーションのラジオ番組放送に移行しました。このフィードは同じものが衛星接続へのバックアップとして CODEC と専用地上回線に送られます。

2013 年夏からオンエアを開始しているドバイのラジオ制作複合施設は MBC FM,Panorama FM,Iraq Radio の番組を制作するための 3 つのスタジオからできています。これらのスタジオはラジオのオンエア制作用のオーバーブリッジを装備した 20 フェーダーの『sapphire』コンソール 4 台と全コンソールをネットワーク化してひとつのラジオ・ルーターとして動作させる『Nova17 MKII』ルーター 1 台を備えています。LAWO 社機材を装備した第 4 のスタジオは制作スタジオとして運用されますが,オンエア・スタジオとしても機能できます。スタジオ 5 とスタジオ 6 はバックアップ・スタジオです。

6 つのスタジオそれぞれは 6 つのネットワークのどれにでも接続でき,スイッチングは集中的にあるいは個々のスタジオによって自立的に管理できます。6 つのコマーシャル再生ストリームは中央のルーターによって各ネットワークへフルオートメーションで供給されます。コマーシャル再生とスタジオ音声はラジオ・オートメーション・システムを介して様々なスタジオで適切なモニタリングになるように自動的に供給されます。パネル・ディスカッションやトーク・ショーに使う MBC の中央のスタジオはボタンの一押しで別のオンエア・スタジオに接続できます。このネットワーク設備のおかげでオンエア調整室を操作上の制約なしに別のスタジオに移すことが可能です。中央のルーターと LAWO 装備のスタジオのどちらもリダンダント・システムと音声システムへの自動切替付きのフルリダンダントな運用になっています。

「私たちは LAWOの『sapphire』コンソールと『Nova』ルーターを約 1 年使って来たことになりますが,大変満足しています。このセットアップのおかげで私たちの日々の作業はずっと楽にそして効率的になりました」と MBC の放送マネージャー Bassam Faour 氏はコメントします。「『sapphire』と『Nova』の動作は絶対的にスムーズで極めて信頼性が高く,大変にユーザーフレンドリーでもあり,コンフィギュレーションとデザインの面でフェイルセーフになっています。私にとって『sapphire』と『Nova』は迅速で親身で効率的なサポートに支えられているドイツのエンジニアリングと品質の代表作であると言えます」。