2014-12-17

ベオグラードのセルビア放送協会,LAWO『mc²56』で自局スタジオをアップグレード

5つの自局スタジオ内の音声システムを更新すべく,セルビア放送協会(Radio-Televizija Srbije,RTS)の管理及びシステム・エンジニアリング部門は同地の放送システム・インテグレーター Amisys 社に LAWO『mc²56』ミキシング・システムを発注しました。

ラジオやテレビやインターネット放送向けにニュースとドラマやスポーツ番組を制作する RTS は旧ユーゴスラビア及びバルカン半島における最大の放送局で,5つのスタジオ(ベオグラードの中心に3つ,郊外に2つ)で活動を行っています。今回の技術的なアップグレードはこの5つのスタジオすべてが対象になっています。

「スタジオは都心と郊外に1つずつある2つのビルディングにあります」と 2007 年から RTS で働いている音響技術システム・エンジニア Mirjana Mihajlovic 氏は説明します。「都心にある3つのスタジオは主に生番組制作やニュース,トーク番組,そして政治討論番組に使われ,郊外のビルにある2つのスタジオは主に音楽番組やポストプロダクション,エンターテインメント番組に使われています。持っている機材が旧式で現代の制作の要求に応えることができなくなったので,自分たちのニーズにあった音声システムを設計しようと決断したのでした。

「都心のスタジオにある音声システムは主にスピーチ用に設計され,柔軟で素早くかつ信頼性の高いものである必要がありました」と同氏。「同じ入出力を持つシステムを設計して,同じメーカーからミキシング・コンソールを購入できたのは非常に都合が良かったです」。

都心のスタジオには RTS は 24 マイク/ライン入力,16 ライン入力,16 ライン出力,32 AES/EBU 入力,32 AES/EBU 出力という要件を決定しました。この入出力以外に適切な規模のルーティング・システムと高品質の DSP と高度のリダンダンシーを,生制作に適しオペレーターにとっても使い易い1パッケージで必要としていました。

郊外の2つのスタジオも同じ機能セットを必要としましたが,音楽番組やもっと大規模な制作を扱うために,さらに大きな入出力容量と高い DSP パワーを要します。ここでも同じコンフィギュレーションの2つのシステムを備える決定が下されました。ここでの要件は 48 マイク/ライン入力,24 ライン入力,24 ライン出力,48 AES/EBU 入力,48 AES/EBU 出力でした。

「私たちは公共放送ですので新しい機材については入札を行う必要がありますので,プロフェッショナルなデジタル・オーディオ・ミキシング・コンソールの何らかのクラスや能力に合わせて私たちの技術仕様を作成します。LAWO さんは私たちの指定した要求事項すべてを満たし,入札を勝ち取りました──それで私たちは 5つのスタジオ用に5台の『mc²56』システムを購入しましたが,これには非常に満足しています」と Mihajlovic 氏は言います。

「ちょうど今,LAWO『mc²56』コンソールを使った最初の音声システムの設置が終わろうとしているところで,あと2週間はかかるでしょう」と同氏は付け加えます。「その後は残りの4システムを次々と設置することになります」。