2015-06-18

浙江TV,LAWOを用いて放送制作環境の統合を開始

中国東部の浙江省杭州市を対象とする浙江TV(ZJTV)は中国のリーダー的放送局の中で高位にあり,1960年設立の同局は新技術の採用に先鞭を付けています──それには自局のコンサートホールを多機能シアターにする改装やLAWO『mc²66』デジタル・オーディオ・コンソールを使ったHDTVスタジオも含まれます。

大人気のタレント番組《中国好声音》(《ザ・ヴォイス》のライセンスを得て放送)を放送しながら,人気コメディーTVシリーズ《奔跑吧兄弟》の映画版を公開するといった活動も行っています。

ZJTVの最近の動きはLAWO社の音声映像技術を用いた2,500立方メートルと1,200立方メートルの新スタジオをもたらす施設改装に集中していました。この新スタジオは《中国好声音》や《奔跑吧兄弟》を含む他の人気番組の制作と放送に使われることになっています。

ZJTVは浙江广播电视集团(中国で4番目に大きいテレビ網)によって運営され,現在は北京官話で放送を行っています。ZJTVはLAWO機材を6年間使って来ており,多数のデジタル・ミキシング・システムを購入してきましたが,今回同局は自局の技術インフラにLAWOのビデオ機器を追加することに集中しました。

ZJTVの広報担当者によると,同局は『mc²66』および『mc²56』ミキシング・コンソールを含むLAWOのオーディオ製品を一番大規模なスタジオで2009年から使って来ていてその性能と信頼性には大いに満足しており,IPベースのLAWOのビデオ製品も同じ高レベルの技術やアフターサービスを提供してくれるものと信じているとのことです。

既存のLAWOミキシング・コンソールはZJTVのメインのコンサートホールと杭州市内の2箇所のスタジオに設置されています。これらのコンソールでの経験によってZJTVがLAWOのSDIエンベディング/デエンベディング製品に信頼を寄せることになりました。この製品はIPレイヤー3に基づく音声と映像の伝送向けに開発され,将来放送局の音声・映像システム統合の単純化に役立つであろうRAVENNAテクノロジーも採用しています。

完成するとこれらの新しいスタジオは全部で6台のLAWO『V__pro8』デジタル・ビデオ・プロセッサーを統合することになります。この8チャンネルの1Uラックマウント・ユニットは放送制作のワークフローに必要な,映像および音声管理を結び付ける「接着剤」を提供します。これらの機能をひとつのプロセッサー内に集約することによって効率と動作の確実さが確保され,スペースと配線とコストもかなり低減されます。

LAWO『V__pro8』は従来のモジュラー式プロセッサーよりも豊富な機能──色補正,SDIエンベディング/デエンベディング,アップ/ダウン・コンバージョン,MADI接続を含む──を提供します。この機能はZJTVの映像と音声を統合し,入出力を共有化する能力に相応しいものとなるでしょう。