2015-07-23

LAWO『mc²36』コンソールのサウンドでパリ祭を祝う

1789 年のフランス革命を記念する 7 月 14 日の祝日「パリ祭(La Fête Nationale)」にフランス国立管弦楽団とラジオフランス合唱団からの 250 人の音楽家によるカール・オルフの《カルミナ・ブラーナ》の演奏を聴きに,そしてそれに続く花火大会を観るために,エッフェル塔直下のシャン・ド・マルス公園には 40 万人以上の観光客と地元住民が集まり,このイベントはフランス内外のテレビ視聴者とラジオのリスナーにも伝えられました。

このコンサートのサウンドは FOH に配置された 2 台の『mc²36』でミックスされました── 1 台はオーケストラ,もう 1 台は合唱団用です。ステージボックスとして使われる 2 台の LAWO『DALLIS』I/O システムは新規開発の『Nova』ルーターに RAVENNA/AES67 Audio-over-IP テクノロジーを用いて接続され,MADI を介して Yamaha コンソールが追加で 1 台接続されました。このセットアップによってすべてのコンソール間で全リソースおよびバスのネットワーク化と共有を簡単に行うことが可能になりました。

「24 フェーダーの『mc²36』は合唱団のミキシング用に,40 フェーダーの卓はオーケストラ用に設定されました。両方のコンソール──それと司会者のマイクと花火のときの音楽再生に使われた Yamaha コンソール──は『DALLIS』I/O ならびに音声レコーダーと共にプラグ&プレイの新型『Nova』ルーターに繋がれました」と LAWO のライブサウンド・スペシャリスト Hervé de Caro は解説します。「『mc²36』はネットワーク内の権限の設定と管理,プリアンプの制御,異なる出力やレコーダーへの信号供給を行うための極めて直感的に分かり易いコンフィギュレーション・ページを特長としています」。

「『Nova』ルーターによってコンソール間で 32 本までのバスを使うことが可能になりましたので,合唱団のプリミックスや OB バンからの「スペア」ミックス,司会者用コンソールは『mc²36』コンソールから直接アサインされました」と de Caro は話しを続けます。

RAVENNA ベースの「オールインワン」の『mc²36』が持つ柔軟性はここでも放送やライブや固定設備用途の要件に応える能力を示し,高い信頼性や卓越した音質,ルーティングの柔軟性,豊富なチャンネル容量を提供しました。

「今度の IBC で公式にお披露目されるこの新しい『Nova』ルーターは『mc²Compact I/O』と『mc²36』との組み合わせることでライブ・パフォーマンスや固定設備や教会向けの極めてスマートなパッケージとなります」と de Caro は説きます。「これはプラグ&プレイです──RAVENNA/AES67 や MADI を介してコンソールと I/O システムをつなぐだけで音声ネットワークが起動して,全ソースにすぐにアクセスできます。そしてユーザー権限もコンソールのタッチスクリーン上で直接簡単に設定できます」。

エッフェル塔での人気作品の演奏は熱狂的な群衆やラジオ・フランスで優れた放送を聴いた人々も同様に楽しませました。

「このショーは極めて上首尾でした」と Hervé de Caro。「サウンド・エンジニアの皆さんはチャンネル・プロセッサーが提供するサウンドとツールセットに感銘を受けたようです。どんな AUX をも素早く入れ替えたりルーティングしたりミキシングできる GUI も気に入って頂きました」。