2015-08-04

ポツダム放送アーカイブ,制作室に LAWO 機材を用いる

ドイツ放送アーカイブ(Deutsches Rundfunkarchiv,DRA)はポツダム-バーベルスベルクにある3つの複製兼制作室に LAWO 製品を用いて技術的な大規模アップグレードを実施しました。当アーカイブの制作環境への LAWO 機材の統合はスイスのシステム・インテグレーター「SLG Broadcast」社によって実行されました。

完成なった各コピー室の中心機材は1基のセントラル・ユニットと3つのフェーダー・モジュールから構成される 12 フェーダーの LAWO『sapphire』コンソールです。全音声ソース(入出力)は『sapphire』コンソール・サーフェスからテープデッキや CD プレーヤーや DAT マシンを制御可能にする GPIO ボードが1枚搭載された『DALLIS』メインフレームに接続されています。

ポツダム放送アーカイブは『sapphire』コンソールを備えた3つの複製兼制作室──うち2部屋は 2014 年に同じく SLG Broadcast 社によって構築されたものです──でできており,それらは1台の LAWO『Nova29』MADI ルーターに接続されています。この『Nova29』の特別構成によって全スタジオ間での信号の共有ならびに周辺機器のリモート・コントロール用の制御信号の分配が簡単になりました──ある制作室内でのボタンの1押しで他の2部屋内のマシンを動かしたり止めたりできます。また3つの制作室間で Cedar Audio 社製のリアルタイム修復ツールを共有可能です。この新しいコンフィギュレーションによってケーブルをつなぎ直したり機材を移動したりする必要なしに作業できるようになりました。

1950 年に設立された当放送アーカイブは歴史的価値のある音声/映像資料を保存し,それらを歴史家や関心を持つ一般の人々のために良好な状態を保つことを責務としています。DRA は古いカセットテープや DAT,CD,アナログ・レコード等の媒体の内容をコピーしてそれをデジタル変換しますが,ポツダムのアーカイブは主に東独の歴史に関する資料の複製に携わっています。