2015-09-03

IP 映像/音声ステージボックスを持つ世界初の OB トラック,TV Skyline の Ü8

ドイツのモバイル制作会社「TV Skyline」がマインツで 9 月 1 日に公開した自社の新しい《Ü8》UHD OB トラックはモバイル TV 制作の将来への展望を示すものです。

TV Skyline の先進的な技術設計ポリシーによって《Ü8》はIP技術を採用した音声/映像ステージボックスに基づく世界初の OB バンとして最新の OB 制作におけるマイルストーンとなりました──このトラックのクルーは従来の設計が提供するものよりも高い柔軟性と広いスペースが得られ,そしてその技術的な選択肢によって作業効率と柔軟性が高まり,その結果,制作はより融通の利くものになります。

この新しいコンセプトは LAWO の『V__Link4』IP ベース・ステージボックスと RAVENNA『DALLIS』ルーティングを用いることで可能になりました。LAWO はメーカーとしてだけではなく開発パートナーとしても Ü8 に関わっています──TV Skyline と LAWO はモバイル・スタジオを支える最適ネットワーク構造を共同開発しました。IP ネットワークには『V__link4』ステージボックス4台と,ドイツ国内ではスタジオや OB トラックでのテレビ制作のスタンダードとして地歩を固めた LAWO『mc²56』ミキシング・コンソール1台が組み込まれています。RAVENNA テクノロジーを搭載したこのコンソールはネットワーク化 IP の世界への扉を開きました。

TV Skyline の最高技術責任者 Laurent Schiltz 氏は次のようにコメントしています:「私たちに IP テクノロジーを搭載したトラックがテレビ制作に輝かしい時代を新らにもたらすだろうことを当初から確信させてくれたのは,『V__link4』ステージボックスならびに IP ソリューションの柔軟さと技術的な能力でした。私たちはお客様の現場での要求により柔軟かつ素早く反応することができるようになります。それだけではなく,急速に一般的になりつつあるリモート制作のようなまったく新しい制作方法を同時にご提案することもできます。それに同じ機材を使ってそれを行うことができるのです」。

さらに《Ü8》には IP ベースの MJPEG ストリームを HDMI 信号に最短のディレイで変換する LAWO『V__view1』ユニットが 10 台搭載されています。このコンパクトな機材は例えばコメンタリー席や制作室の場合に端末間遅延が3フレーム以下となるようなコスト効率の良いモニタリング・ソリューションを提供します。付属ソフトウェア『V__view_app』が遅延は最低限に抑えながら最高の画質で PC や Mac 上に画像を表示します──50% 増しの効率での映像分配が可能です。「『V__view1』は LAWO の video-to-IP インターフェイスを持つ施設にとって完璧な引き立て役です。『V__view1』はモニタリング用の信号をテレビ制作の複数技術スタッフ位置に柔軟かつ効率よく伝送します」と Schiltz 氏。「その結果,ケーブルを引き回す労力が大いに節約され,お客様のご要望により効率よくかつ素早くお応えできるようになります」。

IP テクノロジーによってステージボックスを CAT5 ケーブルと標準的なスイッチを介して簡単に接続できますので,追加ケーブルを敷設する必要なしに信号を様々な場所へ送ることができます。また,この運用コンセプトではさらなる映像信号を迅速かつコストエフェクティブに分配することも可能です。