2015-10-30

NHK のモバイル・ユニット,22.2 ch 3D サラウンド音声制作用『mc²56xt』を搭載

日本の放送局 NHK は新 OB トラックを米国内で運用しています。この車両は LAWO テクノロジーを搭載し,アメリカのメジャーなスポーツ・イベントを捉えてユニークで高品質のオーディオ・エクスペリエンスを本国の視聴者に届けるために特に設計されたものです。

この新モバイル・ユニットは LAWO 最新のデュアルフェーダー『mc²56xt』ミキシング・コンソールを用いた米国初の RAVENNA ベースのトラックです。このコンソールは縦横わずか 2.13 m の音声ブース内に 64 フェーダーのサーフェスを備え,8,192×8,192 音声ルーティング能力を持つ 288 の DSP パスならびにリダンダント・コンフィギュレーションの3台の DALLIS I/O ステージボックスを収容します。

RAVENNA テクノロジーは AES67 規格をフルサポートし,責任重大な放送運営に実績のあるソリューションです。さらに,このトラックはネットワーク用音声配信フォーマットとして有望な 22.2 までのサラウンド・サウンドも扱うことができます。長年にわたる共同作業で NHK と LAWO の両社は 3D サラウンド音声を伴う没入型オーディオ・エクスペリエンスを創り出すのに必要なツールと実践的なアプリケーションを開発してきており,さらなる技術革新の開発にも取り組んでいます。

このトラックの現在のコンフィギュレーションは従来のステレオおよびサラウンド・ミックス能力を持ち,22.2 サラウンド・ミキシングおよびモニタリング運用の試験台の役割も果たします。搭乗する運営および技術チームはこの新トラックをニューヨークで 9 月 28 日に行われたボストン・レッドソックス対ニューヨーク・ヤンキーズ戦の生放送でデビューさせることを決定。このゲームの究極の勝者は白熱する試合を観戦しただけではなくスタジアムにワープしたかのような音声を体験した日本の大勢の野球ファンだったと言えます。つい先頃,このユニットは同リーグのチャンピオンシップとワールドシリーズを含む今年のメジャーリーグ・ベースボールのプレイオフの放送に用いられました。