2016-02-23

カタールの Al Kass 社新 OB バンに LAWO 機材を大量搭載

3 台の OB バンがすでに LAWO システムを搭載し,OB バンとスタジオに 6 台の『mc²56』ミキシング・コンソールと数台の『VSM』制御システムを持つ「Al Kass」社は LAWO の最大のお得意様であると言えます。先頃,ドイツのシステム・インテグレーター「Broadcast Solutions」社はこのスポーツ・チャンネルの陸上艦隊への最新の追加となる「OB-10」の製作と引き渡しを完了させました。

カメラを 31 台搭載し,多数の LAWO 機材を活用する「OB-10」トラックは,この地域での最大イベントを同スポーツ・チャンネルが生放送するのに使われるべく 2016 年 1 月に納車。

音声セットアップの中心にはローカルな I/O と 384 DSP チャンネルを備えた 48 フェーダーの LAWO『mc²56』オーディオ・ミキサーがありますので,「OB-10」はどんなに要求の厳しい制作でもこなすことができます。接続に関しては 96 系統の AES 入出力と 2 台の『DALLIS』モジュラー・ステージボックスを装備。このステージボックスのそれぞれが 48 系統のマイク入力と 16 系統のライン出力ならびに RIEDEL 社の『Artist』インターカム・インターフェイスを提供します。

3 台の LAWO『V__pro8』8 チャンネル・ビデオ・プロセシング・ユニットが様々に異なるビデオ・フォーマットをサポートし,音声と映像との間を橋渡しするのに必要なビデオ・ツールを提供します。高品質フォーマット変換と色補正,そして音声のエンベディング/デエンベディングによって『V__pro8』は異なる規格とフォーマットを放送用の統合セットアップの一部として用いるための強力なツールとなります。本機は柔軟なマトリクス・システムとなっていますが,その 8×8 の映像マトリクスと 384×384 の音声マトリクスで信号を自由にスイッチングできます。『V__pro8』の DOLBY E® エンコーディング/デコーディング・オプションは,互換性の確かなエンコーディング/デコーディングと Dolby E® メタデータの取り扱いが行えるプロフェッショナル品質のマルチチャンネル音声の最大 4 基のDOLBY E® エンコーダー/デコーダーを提供します。DOLBY E*reg; Auto Aligner との組み合わせで『V__pro8』はマルチチャンネル制作のための完璧な伝送経路ゲートウェイとなります。最新の HTML5 ベースの GUI のおかげで日々の運用でも操作は簡単です。

LAWO 製作の制御
「Al Kass」社の OB-10 内の全体的な制御システムとして動作する LAWO の放送制御/監視システム『VSM』は優れて柔軟なワークフローと迅速な操作準備を提供します。『VSM』は IP ベースの制御システムであり,市販されている一般的なハードウェアと接続でき,OB-10 内の関連する全機材にアクセスできます。ハードウェアに依存しない制御システムとして,『VSM』は独自プロトコルやオープン・スタンダードを使ってサードパーティー製機材と接続します。この組み合わせを用いて『VSM』は OB-10 トラックの Grass Valley NVISION ルーターと Nevion Sublime ビデオ・ルーター内のクロスポイントを制御し,Grass Valley マルチビューワーのクロスポイントとタリーとラベリングにアクセスします。『VSM』は赤/黄/緑ライトと UMD 制御を備えた洗練されたタリー・ロジックを有しますので追加のタリー・システムは不要です。

『VSM』は LAWO 社の『Nova』オーディオ・ルーターのクロスポイントへのダイレクト・アクセスとパラメーターのダイレクトな制御ができますので音声機材との相互運用性はさらに強化されます。Master-Master ロジックを備えたリダンダント・サーバー上で動作するこのシステムは最高度の信頼性とフェイルセーフ,そしてリダンダント接続を介した映像および音声ルーターへのリンクを提供します。