2016-09-01

運用開始を待つ LAWO 機材搭載の中国中央電視台 OB バン

自局の音声制作の価値を高め,同時に LAWO 社の最新放送技術のフィールドテストを行うという2つの目標を1つのプロジェクトに統合して,中国中央電視台(CCTV)は新しい音声 OB バンの運用開始に向けた準備をしています。

45 のテレビ/ラジオ・チャンネルと 10 億人を超える視聴者を有するこの国営放送局は,自局のニュースやドキュメンタリー,コメディ,エンターテインメント,ドラマ,スポーツの各番組によって指導的な位置にあります。スポーツ・イベントとライブ・コンサートに使えるように同局の OB バン製作をコーディネートしたのはメイン・コントラクター「NDT」社でした。

CCTV は 2008 年から LAWO ミキシング・コンソールを使って来ており,失敗の許されない生放送やスポーツ制作環境での安定性と信頼性に,また使い易さにも大いに満足しています。現在,北京の CCTV 本社に LAWO『mc²66』オーディオ・ミキシング・コンソールを使う 400 平方メートルの制作スタジオ4つとニュース・スタジオ3つがあり,さらにもう1台の『mc²66』を使った EFP(Electronic Field Production)システムが1式あって,これは 2016 年の 9 月 4 日,5 日に浙江省杭州市で開催される G20 会議の放送に使われます。これらの実績が,今回の新しい音声専用 OB 車両に 32 フェーダーの LAWO『mc²56』ミキシング・コンソールを選択することへの道を拓いたと言ってよいでしょう。

8192×8192 の容量と 288 DSP チャンネルならびに RAVENNA/AES67 互換インターフェイスを持つコアを用いる『mc²56』コンソールの初仕事にはローカルな LAWO『DALLIS』ステージボックス1台とこの車両から遠隔的に使用できるもう1台の『DALLIS』ステージボックスがお供をします。これらの要素は一体となって,MADI 接続と IP 接続の両方を使い,フルリダンダンシー運用と高品質サウンドを備えるハイブリッド・オーディオ OB バンを CCTV にもたらします。このシステムは多様なプラグインを使用できるように Waves「SoundGrid」も一体化します。

2016 年 1 月に始まったこの OB バン・プロジェクトと 6 月に LAWO に出されたオーダーは 7 月に完了しました。

写真:北京の CCTV 本社ビルとエベレスト山を通過する 2008 年の聖火リレーで用いられた EFP(『mc²66』使用)