2017-10-05

ケニアの「Ramogi FM」,LAWO 機材を用いて Visual Radio に参入

テレビ局とデジタル・テレビ・サービス以外に 14 のラジオ局を持つ「Royal Media Services Limited」はケニア最大の電子メディア事業者であり,同国で最も広いカバー範囲を持ちます。

同局最新の事業は Visual Radio への最初の移行である「Ramogi FM」を中心に据えたもので,その運用のキーポイントとなるのは LAWO の IP ミキシング・コンソールの使用とそれがサポートするネットワークと音声/映像制御のブロックを構築することです。

世界中を移動している Visual Radio の波に乗って,先頃,大手放送局 Royal Media 社は IP は単なるバズワードではなく放送制作のすぐそこにある未来を表すものだと判断しました。Ramogi FM の立ち上げは Visual Radio サービスを開始するケニア初の局をめぐる事業者間の非公式な競争をも終息させました。 Visual Radio が課す難問に応えて,Royal Media 社は音声放送に視覚コンテンツを追加するというインターネット上の Radio-TV モデルを確立しました。HDV の Visual Radio はラジオ番組用のビデオ・サポートを作る過程を自動化します。このソリューションの特長の 1 つはコンフィギュレーションと管理がオペレーターを必要としないことにあります──事前に決定されたスケジュールに従って,あるいは特定のイベントに反応して,レイアウトとオーバーレイのグラフィクスは自動的に生成されます。

Ramogi FM の視覚化は,リスナー/ビューワーがオンエア・タレントのクローズアップや部屋の図面やセットアップの一部を見ることができる「臨場感効果」を生放送にもたらしています。これはライブ・スタジオ内に設置された PTZ(Pan,Tilt,Zoom)制御可能な 3 台のカメラ(音声ミキシング・コンソール上のフェーダー 1 つを開くことで稼動されます)を使って達成されます。

Visual Radio サーバーは決まったシナリオに基づいてトランジション・エフェクトやオーバーレイ・グラフィクスとタイトルを使って映像ソースを扱い,次いでインターネットに送られる単一のストリームを生成します。

音声ミキシングとカメラ制御という重大な任務用に選択されたコンソールは 12 フェーダーの LAWO『crystal』IP 卓であり,これは 288 までの入出力を提供する『crystal Compact Engine』マトリクス 1 台と対にされています。この卓の Ramogi FM での使用は,これを採用しようとしている他の局にとっての「テストラン」としての役割もあります。LAWO を選択したことは,LAWO の大きなユーザー数や同局に対して行われたプレゼンテーション,そして顧客側での信頼に支えられていました。

『crystal』ミキシング・システムの選択の他に,Ramogi FM のワークフローはカメラを制御するために LAWO の『VisTool』もテレビ局のように広く使用しています。タッチスクリーン用に最適化された PC ソフトウェア・パッケージ『VisTool』は,カスタムなステータス表示やタブレットやタッチスクリーンを使うボタン・パネルと調卓コントローラーの作成をサポートします。これは LAWO『crystal』および『sapphire』ラジオ・コンソールのスナップショットを捉えて管理するのに,そして洗練された権限管理を提供するのにも使用できます。

Visual Radio の採用によって,ライブ・スタジオ・ストリームの放送が可能になっただけではなく,既定スケジュールを構成するプロモーション・ビデオや広告や映像インサートもサポートできるようになりました。オンラインのビューワーにとって,この複雑なシステムは局のウェブサイト上のシンプルなビデオ・プレーヤーのように見え,ビデオ閲覧とインターネットへのアクセスが可能なデバイスからアクセス可能です。ラジオが自身のライブ・ストリームを出していないときは,このプレーヤーは以前の番組を中継することができます。