2017-10-16

独「エルプフィルハーモニー」,LAWO 機材と RAVENNA IP インフラで AV Award を獲得

ドイツに今年早くにオープンした新音楽施設「エルプフィルハーモニー・ハンブルク」は早くも世界で最も優れたコンサートホールの1つに数えられています。音楽愛好家によってすでに「エルフィー」という愛称で呼ばれているこの新施設はドイツのメーカーLAWOとRAVENNAテクノロジーと共に,名声あるAV Awardsの「Broadcast/Media Project of the Year」として認められました。

9月29日の夜の授賞式で1,000人以上の業界関係者たちの前でエルプフィルハーモニー・プロジェクトの表彰直後,LAWO社のマーケティング&コミュニケーション・ディレクターAndreas Hilmerが次のように述べました:「エルプフィルハーモニー・ハンブルクさんが権威あるAV Awardを獲得されたことをお祝い申し上げます。表彰頂いたことは大変な栄誉です。この画期的なプロジェクトでは,RAVENNA IPテクノロジーを用いてネットワーク化された6台もの『mc²』コンソールが放送と劇場の両方の用途向けの統一されたインフラストラクチャーを提供しております」。

生放送とレコーディングの音声はエルプフィルハーモニーの施設内にあるNDR*の音声コントロール・ルームでミックスされます。このスタジオ(240 DSPチャンネルを提供するLAWO『mc²66』コンソール1台とエフェクト用のWavesプラグインを装備)は,すべての『mc²』コンソールとすべての『DALLIS』モジュラー入出力システムと『Nova73』ルーターをRAVENNA Audio-over-IPテクノロジーを使ってネットワーク化するというオーディオ・コンセプトの一部になります。

さらに5台のLAWO『mc²36』コンソール(16〜40フェーダーと24までのサラウンド・チャンネルを搭載し,Wavesを統合)が大ホールと小ホールとスタジオでの音声のミックスに使われます。この「クラウド」インフラストラクチャーによって,全コンソールは建物内の全『DALLIS』入出力ユニットにアクセスでき,有機的なアクセス権限管理が与えられます。複数のホールからの並列する生放送の場合,このインフラは外部のNDR OBバンをエルプフィルハーモニー・コンプレックス内のRAVENNAネットワークにリンクさせることで,内部のNDR音声コントロール・ルームを補います。

*)NDRは国営テレビジョン・ネットワークARD傘下の北ドイツの公共放送局です。


写真(左から右に):AV Awardsのホスト/プレゼンターGyles Brandreth氏,LAWO社マーケティング/コミュニケーション・ディレクターAndreas Hilmer,NEC社の英国/アイルランド担当ジェネラル・マネージャーNeil Hartigan氏