2018-12-19(原文掲載:2018-11-13)

英国の制作会社「Floating Earth」,BBC《Children in Need Rocks》のライブ・レコーディングにLAWO『mc²56』を使用

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英国を本拠とする録音/制作会社「Floating Earth」はBBC,ITV,Channel 4,Warner Music,Sonyと言った面々が常連客ですが,同社は自社ビルのポストプロダクション・ルームならびにモバイル設備以外にも最新鋭のOBトラックを運用しています。このトラックのミキシング/ルーティング装備の先頃のアップグレードには他のコンソール・メーカーのシステムに打ち勝ってLAWOが選ばれました。

この購入は,役割の性質が変わってきていることを反映するためにトラックをアップグレードするというFloating Earth社の希望に沿って行われました──というのも同社はチャンネル数が今後も増加すること,そして96 kHz録音がより一般的になると考えているからです。

RAVENNA接続能力と自社ステージボックスをサポートする能力を持ち,小型で拡張性があって柔軟なソリューションを求めて,いくつかの他のソリューションの評価を行った後に,DSPカード5枚と『Nova73 Compact』ルーターを持つ『mc²56』ミキシング・コンソール,というFloating Earth社からの注文がLAWO社に2018年9月に届き,11月上旬に検収が行われました。

『mc²56』コンソールは小型OB車両のニーズに合わせて5つのフレーム・サイズが,そしてシンプルな16フェーダーから複雑な用途向けの80フェーダーまでが用意されています。より大規模なスタジオや劇場の要求には48フェーダーから144フェーダーの高密度デュアル・フェーダー・レイアウトを提供する『mc²56XT』モデルが応えます。Floating Earth社のトラックには64フェーダーのコンソールが最適と看做されました。

『Nova73 Compact』は5,120×5,120個のクロスポイントという容量を持ち,MADI,ATM,RAVENNAの各インターフェイス・カードを収容できる10個までの入出力スロットを備えます。あるいは,この同じスロットには64までのAESチャンネル用に2枚のAES3カードを入れることもできます。Floating Earth社が望んだコンフィギュレーションはMADIカード2枚(4ポートと8ポートのもの),RAVENNAカード2枚,AESカード1枚を必要としました。

『mc²56』の追加的なアピールとしてはコピー&ペースト機能が組み込まれていることがありました。Floating Earth社はこれを「自然で強力」であると感じたのです。

Floating Earth社がLAWOのソリューションに決めたのは品質と柔軟性に基づいてのことでした。そして操作理念が,同社のワークフローへの自然なフィット,だったからです。大勢のオペレーターたちがこの卓を使うことになりますので,彼らがこの新しいコンソールを使う将来のプロジェクトを確実に楽しみにできるような何か特別なものを提供することが重要でした。

モバイル録音会社として1987年に設立されたFloating Earth社は1989年のポストプロダクション・ルーム,1997年のレコード・レーベル(Signum Classics),2001年のOBトラック(定期的に改修とアップグレードが行われてきました)の追加によって設備を拡充しました。Floating Earth社の顧客リストの重みと深さは同社が完遂してきたプロジェクトの豊かさ,そして同社が受けた様々な賞に相応しいものです。この新たなアップグレードを終えたトラックの初めての任務は,サウスバンクのロイヤル・フェスティバル・ホールで行われたストラヴィンスキーのオペラ《放蕩児の遍歴》のロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのライブ・レコーディングで,その直後に,首席サウンド・ミキサーとしてサウンド・スーパーバイザーToby Alington氏を迎え,George Ezraが主役を務めるウェンブリーのSSEアリーナでのBBC《Children in Need Rocks》のライブ・レコーディングが続きます。後者はテレビでの生放送番組の一部となる予定です。