2019-03-20(原文掲載:2019-03-05)

仏ボルドー国立歌劇場,グラン・テアトルにLAWO『mc²36』と『A__line』を設置

フランスのボルドー国立歌劇場は,同所グラン・テアトルの調整室用に24フェーダーのLAWO『mc²36』オーディオ・ミキシング・コンソールを採用し,それは2018年8月に設置されました。6社のメーカーからのコンソールが参加した徹底的なテストの後に,その優れた音質と競争力のある価格設定,そしてグラン・テアトルの調整室にぴったり収まるコンパクトな専有面積ゆえに『mc²36』が選ばれたのです。

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RAVENNA対応を活用して,この『mc²36』はオーケストラ・ピット内に仕込んだマイクを接続するのに主に使われる舞台上のLAWO『Compact I/O』ユニット(32入力/32出力)につながれます。8チャンネルのLAWO『A__mic8』1台が,他のエリア内に配置されたマイクやアンプやアクティブ・スピーカーを接続する「可搬式ステージボックス」として使用されます。アンプや無線受信機等をデジタル・ドメインで受け付けるという似たような目的を『A__digital8』が果たします。グラン・テアトルの調整室にあるアウトボード・エフェクター類は『mc²36』の8個のオンボードAES入出力へ直接接続されます。付加的な臨時の入出力ソースの場合は,このコンソールの32個のローカルなアナログ入出力はアナログのウォール・ボックスに接続されます。

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イタリア風の造りとそれがもたらす音響を誇りとするこのボルドーのオペラハウスは,クラシック音楽やオペラの上演の際には,モニタリング目的やバックステージのキューイングや効果音に,またクラシカルおよびコンテンポラリー・バレーの上演やイベントの際にも,SRを使います。

LAWO『mc²36』は高品質なマイクロフォン・プリアンプと共に幅広い用途に対応するローカルな入出力を特長とします。入出力セクションは512×512ポートの音声マトリクスを内蔵するDSPマイクロコア1台によって補完されています。信頼性を最大限に高めるためにこの『mc²36』はリダンダントな電源とDSPカードを備えています。スナップショットおよびプロダクション・データ内にプラグイン・パラメーターを保存してWaves SoundGridをサポートすることも基本パッケージの一部です。

『mc²36』のMADIタイライン・ポートと3つのRAVENNA/AES67/ST2110-30/-31 Audio-over-IPポートはフューチャー・プルーフな付加入出力機材への接続能力とネットワーキングを提供します。

コンソールの21.5インチのフルHDタッチスクリーンはカラーコードの施されたタッチセンス式ロータリー・エンコーダーと一体となって機能します。VCA割り当てやバス/AUX割り当てやミックスマイナス設定等の作業はタッチスクリーンを介して直感的に行われます。このコンソールはチャンネル・ディスプレイを調節することでユーザーの要求に簡単に適応できます。メーター表示は利用可能な最大スペースに合わせて自動的に拡大縮小されて,全フェーダー・レベルをHDディスプレイ上につねに示します。プロ・グレードのマイクロフォン・プリアンプからDSPプロセシング・アルゴリズムまで,『mc²36』はこの価格帯では達成されることのなかった水準の音質をお届けします。

「『mc²36』の音質は単純に言って驚異的です」とボルドー国立歌劇場音響部門長Lionnel Soulard氏は語ります。「そして,この卓は私たちが使っていたInnovasonのコンソールの最も大切にしていた要素のいくつかをまだ持っていますが,明らかにこれは進化した最新鋭のミキサーで,その優れた潜在能力は私たちがこれに慣れるほどに顕わになります」

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