2011-02-25

Tonmeisters in Garmisch-Partenkirchen

Ski_GAP_TV-Compound_Gudiberg_web.JPG

Lawo mc²66 consoles enhance the sound at the 2011 FIS Alpine World Ski Championships.

男子スラローム第 2 滑走,最終ラウンド。高まるテンション。雪のかすかな軋みや氷を削るカーバーの音も明瞭に聞こえる:この国際音声は LAWO コンソールで作られています。

ドイツの公共放送 ARD と ZDF は協同して《GAP TV2011》というバナーの下,バイエルン地方のガルミッシュ=パルテンキルヒェンでの今年の FIS アルペン世界スキー選手権大会のホスト放送局として活動し,この 2 局は 2011 年 2 月 7 日〜20 日の国際音声及び映像を担当しました。グディベルグで開かれた開会式は 5.1 サラウンドで制作され,同フォーマットで国内と外国に配給され,実際のレースと表彰式はステレオで制作・配給されました。

ARD と ZDF からのマネジメント・チームは 2009 年にこのイベントの計画を開始させました。準備作業にはタスクの割り振りやカメラ要件の計画,出来上がったコンセプトに基づく OB 車両とモバイル制作ユニットの選択がありました。このプロジェクトの重要な局面は競技開始の約 1 年前に現地及びホスト放送局での特別な作業で始まり,この地域の組織委員会と共同してホスト放送局や他の放送局が必要とする放送インフラ(オフィスと電源を含む)がセットアップされました。

1 つの光ファイバー・ネットワークが 3 つの会場すべてを結び,TV コンパウンドが計画・設営され,ガルミッシュ=パルテンキルヒェンの国際放送センター(IBC)は 120 個のオフィス・コンテナ[プレハブ]を使って組み立てられました。カンダハー・スキー・ラン会場に設けられた IBC は出入りするあらゆる信号のインターフェイスとして機能し,他の放送局にオフィスを提供しました。グディベルグと表彰式会場に追加の部屋が設けられました。

Multiple mc²66 consoles on-site
現地のその他の設備のなかでは,国際映像用に WIGE の OB バンが使われ,ARD/ZDF の国内向け放送用に ZDF の MP4 が使われました。バイエルンの公共放送局 BR の FÜ1HD はグディベルグで任務に当たりましたが,この場所だけで 24 キロメートルのケーブルが使われました。南西ドイツの公共放送局 Südwestrundfunk の ÜHD2 は表彰式会場に配置されました。

OB バンであれ,コンテナ式のコントロール・ルームであれ,このイベントで使われたモバイル制作ユニットはすべて音声の制作とミキシング用に LAWO コンソール(主に『mc²66』)を備えていました。「HD コアの演算パワーは非常に重要です。というのも多数の DSP チャンネルを扱うことが可能になるからです。たとえライブ・イベントの放送中であってもインタビューのような複数のソースを録音して編集することもできるようになります」と,LAWO コンソールの主な長所について問われると GAP TV の技術マネージャー Jörg Teufel 氏は説明します。

「『mc²』コンソールは多数のチャンネルが使われているときであっても優れた全体像と直感的な操作を提供してくれる点も優れています」と Teufel 氏は話を続けます。遅延は個々のチャンネル・ストリップ内で個別に挿入できます。これはアフター・フェーダーやアフター AUX で挿入されることがしばしばあり,そうすればインタビューのゲストも自分自身の声を正しく聴くことができ,それと同時に視聴者はリップシンクされた音声を受信できます。映像が必ずつねに正しいマイクに切り替わるようにして,そしてたとえ画像の切替が素早く連続するような場合であっても音声がミックスに正しいタイミングで加わるようする,LAWO コンソールの Audio-follow-Video(AfV)機能のスムーズな対応力もまた別の重要な強みです。「AfV 機能と手動切替を組み合わせれば国際音声用の完璧なミックスが作れます」と Teufel 氏は話を結びました。