2011-04-12

Flexible and fully networked

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ARTE post production utilises Lawo crystal consoles.

独仏共同出資のテレビ局 ARTE G.E.I.E のストラスブルグ本社における制作施設全体に対する全体的な改善の一部として,現在の音声ポストプロダクション・システムが将来に備えて更新されます。EU 全体を対象とした入札に勝って BCE 社の技術部門はスタジオや制作室,マスター・コントロール・ルーム,ラジオ・コントロール・ルームの統合についてのメイン・コントラクターとなりました。この更新の一部として,16 台の 8 フェーダーの『crystal』コンソールがインストールされます。

以前は各編集及びプレゼンター室はマシン・ルームへ個別に接続され,莫大な量のケーブルを必要としていました。プレゼンター室は他の部屋にある機材にアクセスできないことなどを含め,この種のテクノロジーは今日の制作における高まりつつある要求にはだんだん適さなくなってきています。BCE 社との契約は 2009 年末に結ばれ,システムのコンフィギュレーションやトレーニング,そして試験運用は 2010 年 1 月中旬に完了しました。

マスター・コントロール・ルームが 1 部屋と 7 つのプレゼンター室を完備した効率が良く省スペースの制作施設が 2011 年 3 月末までに作られ,すべての部屋が最新鋭のミキシング・コンソールだけではなく完璧なネットワーク化及びテープレス録音を提供する最新技術を備えています。制作及びプログラム・エリアすべての完成は 2011 年後半の予定です。

Networking
『crystal』のベース・ユニット(システム・コア)は高さが 1U しかありませんので狭い場所にも簡単に配置できます。全システム・コアをマシン・ルーム内に配置することでもスペースは節約でき,以前の方法とは違って配線の量もはるかに少なくて済みます。これらのユニットは標準的なネットワーク・ケーブルを用いて編集室及びプレゼンター室と接続されます。

LAWO テクノロジーは隔たったコンソール間の接続も可能にします。施設全体内の各システムと信号へのアクセスを許可しますので,制作施設を非常に効率よく使うことができます。同様に,制作に携わる方々は素材を部屋から部屋へと移動させる必要なしに自分たちの仕事を別の編集室内で完成させることができます。さらに,IP 接続 によってメンテナンス操作のための外部アクセスが可能です。

Flexibility
様々なコンフィギュレーションを通じて柔軟性を提供するこのソフトウェアベースのシステムはアップグレードや変更を引き続き行うことが可能です。全入出力は VSM(Virtual Studio Manager)を介して中央でまとめて接続したり,あるいは全『crystal』コンソールへの接続を絶つこともできます。LAWO テクノロジーが本来持つ適応力の高さのおかげで,他メーカー製ルーターへの MADI を介する接続も楽にできました。さらに『crystal』コンソールは編集や声の録音のための標準的な設定として機能するスナップショットを作ることもできます。このようなスナップショットにはいつでもアクセスでき,呼び出せます。「コンソールのレイアウトを私たちのワークフローに合わせることができるだけではなく,『crystal』は動きが機敏で操作し易いですので,うちの編集者たちは手早く作業できるようになりました。そして編集者たちにはサウンド・エンジニアたちのようなトレーニングの必要はないのですけれども,結局,以前よりも音質が良くなりました」と,制作技術プロジェクト・マネージャー Olivier Erb 氏は説明します。

このプロジェクト独自の要求事項の 1 つがソフトウェアの複数の言語バージョンを用いて作業する必要があることでしたが,ARTE の制作環境でのこのような困難でさえも克服されました。LAWO 製品のさらなる利点について問われると Erb 氏は「Lawo は私たちの要求に完璧に誂えられたような最新鋭のコンソールを納めてくれました。このパッケージには顧客独自のコンフィギュレーション設定と優れたトレーニング・セミナーも含まれています」と語ります。同氏はこのプロジェクトを通じて LAWO 社員はみな仕事熱心で実力があることを証明したとも付け加えました。結局,ARTE は LAWO との共同作業に極めて満足しているということです。