2011-07-14

Germany’s Summer of Football

BR’s FÜ1 HD covers FIFA Women’s World Cup with Lawo technology.

ドイツでの 2006 FIFA ワールドカップは男子の試合でしたが,今度は女子サッカー選手たちの番です。ドイツ・チームが登場するベルリンでの開始試合を放送する仕事は FÜ1 HD トラックが担うことになり,この車はアウグスブルグでの北朝鮮対スウェーデンの試合やスウェーデンがオーストラリアを下した準々決勝の放送にも使われました。

ドイツの公共放送局 ARD と ZDF は両方とも制作と送出に複数の公共放送局に属する OB バンを使い,ホスト放送局用に契約を結んだ OB バンが作る音声及び映像フィードはラジオ及びテレビ番組で使うべく受信され配給されました。バイエルン放送(BR)の FÜ1 HD トラックは 8 台のカメラと音声制作用のメイン・コンソールとして LAWO『mc²66』を 1 台搭載しています。

放送の準備期間中に OB クルーたちは当日の夜は微調整だけで済むように『mc²66』でコンソールのセットアップを作成しました。音声と映像用の 4 つのチャンネルをそれぞれ有する 2 台の EVS ユニットや全マイク用のコミュニケーション・システムを含む様々な再生装置の統合はもう少し複雑な問題です。上記のような信号の中では,プレゼンターとインタビューワー(タッチライン上で選手とゲストに話を訊く人々)用のワイヤレス・マイクがコメンテーター・フィードや付加的な再生装置と共に頻繁に用いられます。

Perfect Atmosphere
FÜ1 HD トラックに搭載された LAWO『mc²66』は 2 マン・オペレーション用に設計されており,この卓は 32-8-16 フレーム内に 52 フェーダーと 336 DSP チャンネル,そして音声ルーターを内蔵した 1 台の HD コアを備えています。このルーターは BNC 及び D-sub 接続用に 3 枚の AES カードを搭載し,8,000 × 8,000 クロスポイントのルーティング容量を持っています。FÜ1 HD ユニットは HD コアにリダンダント接続された全部で 12 基の LAWO『DALLIS』I/O システムを備え,その 3 台はステージボックスとして使われ,最大 80 本のマイクの接続が可能になりました。

「巨大スポーツ・イベントでは多くのことが同時に発生することがあり,それらは同時に編集されなくてはなりません。例えばメインの番組が進行しているときのインタビューです。このようなことも HD の 5.1 で放送されますから,私たちには扱わなくてはならない入力チャンネルが極めて多数ありました。これが FÜ1 HD 内の『mc²66』を 2 人のサウンド・エンジニアで操作するように事前に設定した理由の 1 つです」とバイエルンの公共放送局 BR の音声制作エンジニア Jürgen Becker 氏は説明します。

現地のサウンド・エンジニアの 1 人 Gerhard Fischer 氏は LAWO コンソールの長所について次のように語ります:「これはコントロール・サーフェス上のボタンでどんな信号にも非常に素早くアクセスを提供してくれますが,もっと重要なのは全体的な制御が極めて直感的であることです。Audio-follow-Video 機能も女子ワールドカップの放送では便利でした:例えばコメンテーターはボタンの 1 押しでトリガーして会場音のマイクを開くことができますので,コメンテーターのマイクが閉じられたときに会場音が変わることを防止できます。」