2008-04-08

Chinese state television installs Lawo consoles

Two mc²66s for China Central Television’s new HQ.

北京中心のビジネス街にある国営の中国中央電視台(CCTV)の新しい本社は現代の最も大胆で壮観な建築物のひとつです。高さ 230 メートル,面積 54 万平方メートルのこの建物は(制作者の言葉では)「計画と構造の面では悪魔のように複雑なビルディング」です。この非対称のモノリス ── 真ん中で直角に折れた逆 U 字のような ── の内部では 1 万人を越える CCTV の職員たちが働き,最新鋭の HD およびサラウンド対応のスタジオとコントロール・ルーム(その 2 つはどちらも 400 平方メートルを越えますが)にはスタジオに関する操作の中枢として LAWO 社の『mc²66』コンソールが配備されています。それぞれ 16-8-16 および 16-8-8 フレームを持つ各コンソールは 96 DSP チャンネルならびに 3,000 クロスポイントのルーティング容量を誇る HD コアを装備しています。

CCTV の Channel 5(スポーツ・チャンネル)と Channel 1(ニュース・チャンネル)向けに夏季オリンピックの放送を行うことが,2 台の『mc²66』コンソールの初仕事です。大会中,この 2 つのチャンネルは不眠不休で活動することになります。

入手可能な選択肢を探る徹底的な調査が去年の夏に行われ,その一環としてこの放送局の上層陣はヨーロッパの最先端のスタジオ数ヵ所を巡り,そののちに購入が決定されました。計画は実現に向けて LAWO 社のエンジニアたちの支援を得て肉付けされ,アムステルダムでの IBC 2007 において取引の署名が行われました。この決断は主に機材自身の優れた機能 ── 最高品質のデジタル信号処理,豊富なルーティング容量,人間工学的なユーザー・インターフェイス,そして何よりも,作り込まれたシステム安定度 ── に基づくものでした。『mc²66』の長所の中で特にフェイルセーフのデュアル・スター型アーキテクチャーとパッシブ・バックプレーンが中国のエンジニアたちには説得力がありました。

CCTV が LAWO 社のソリューションの品質と信頼性を信用していることを示すのはこのことだけではありません。例えば,もうひとつの大胆な計画,ヒマラヤを巡る聖火の放送プロジェクトはサポートに 1 台の『mc²66』と 2 基の『DALLIS』フレームを必要とします。これらは氷点下 40 度まで下がる気温のみならず 4,000 メートルの標高からくる気圧の低さに曝されるモバイル・コントロール・ルーム内に設置されます。そして,疑いもなく「地球の屋根」という地形が課してくる運搬上の問題には慎重に対処しなくてはなりません。制作チームは LAWO コンソールのコンパクトな寸法を特に重要視しました。

この 2 つのプロジェクトは CCTV と LAWO 社の中国におけるパートナー Rightway Audio 社との綿密な協力のもと Lawo China によって実行されました。

北京の CCTV 本社
オランダの名建築家 Rem Koolhaas 氏の監督の下で 5 年以上 60 人の建築家,120 人のエンジニア,そして無数の現場労働者たちからなるチームがこの 21 世紀の最も大胆な建築計画のひとつの実現に携わりました。中国国営テレビ「中国中央電視台」のこの北京新本社は大胆で独創的な外観にも関わらず,建物内の人員と訪問者の動きを投影させた実践的な調査の結実でもあります。連結されたタワーと共にこのガラスとコンクリートの構造物は 50 万平方メートルの延べ床面積を持ち,大きさに関してはペンタゴンに次ぐものとなっています。この新社屋の建築費用は 8 億 5 千万 US ドル程度に至ると予想されています。