2012-01-11

Lawo mc²66 MKII takes flight at CMT’s “CMA Red Carpet Special”

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Console in MTV Networks’ (MTVN) new remote truck ‘Nereus’ performed flawlessly.

ナッシュビル,2012 年 1 月——「45th Annual CMA Awards」はスターがちりばめられた豪華なイベントで,今回は 21 歳のシンガーソングライターにしてオールラウンドの天才 Taylor Swift が最高賞「Entertainer of the Year」を手にしました。しかし,実際の授与式のショーの前に CMT(Country Music Televicion)で「CMA Red Carpet Special」があり,このショーは誰が勝つかの予想やファッションやこの日の行事の色々な話題についてのコメントをアーティストたちから引き出すことを焦点としていました。このプリショーはこれから明らかにされるイベントやインタビューについてのかなりの予見を提供し,音声に関して言えば,MTV Network の最新トラック「Nereus」が搭載する新しい LAWO『mc²66 MKII』プロダクション・コンソールの通し稽古となりました。

今年のプレショーでは,CMT(Viacom の一部門)のエンジニア Keith Durham 氏が,エンジニアの Browning McCollum 氏と Marc Repp 氏のアシストを受けながら,この新しい LAWO『mc²66 MKII』コンソールを操作しました。このトラックの LAWO コンソールの選定にも大いに関わった Repp 氏はこのプロジェクトが突きつけた問題について次のように語ります。

「このトラックは主にもう 1 台の音声ミックス用トラックを使うのが無理なようなプロジェクト用にデザインされましたが,このトラックが初体験なことには,プリショーの際に行われるインタビューも含まれていました。このショーは音楽が非常に少なかったですね。コマーシャルとのつなぎ程度です。一番難しかった点はインタビューの場所が本当に沢山あったことで,各場所には 5 本のワイヤード・マイクと 5 本のワイヤレス・マイクがありました。このために沢山のマイク入力が生じただけではなく,管理しなくてはならない無数のマイク・グループも生まれました。あるマイク・グループから別のグループへすばやく移行することや,万一ワイヤレス・システムが故障した場合にワイヤレス・マイクからハードワイヤード・マイクへシームレスに切り替えることは,この仕事で一番緊張する作業でした。」

Repp 氏は続けます:「色々なマイクやマイク・グループ以外に,制作スタッフと様々なインタビューワーたちとのコミュニケーション用にかなりな数の IFB[interruptible foldback]トラフィックもあり,これらの音声信号を全部『mc²66 MKII』で扱いました。音楽は大して沢山ありませんでしたが,この卓の中では大量の音声信号が動いていたのですよ。」

Nereus 内のこの新しい『mc²66 MKII』は 40 個のメイン・フェーダーと 8 個のエクストラ・フェーダー,8 個のセンター・セクション・フェーダー,そして 5 枚の DSP カードで構成され,様々な機能を提供します:それは,フェイルセーフ運用のための進化したリダンダンシー,LAWO の『mc²』ベイ・サーバー技術,MKII ルーターの新制御システム,システムの HD コア内でのリアルタイム DSP データ転送,そして拡張されたフレームのモジュール形式です。この圧倒的な技術によってトラック内で作業するエンジニアたちにとっての最新鋭かつセキュアなミキシング環境が作り出されました。

「素早く簡単にスナップショットを呼び出し様々なマイク・グループ間で切り替える『mc²66 MKII』の能力はこのプロジェクトの成功での非常に大きな要素でした」と Repp 氏は言います。「同様に,コンソール中央のコントロール・セクションに「Short Fader Control」パネルを含めるこのコンソールの Extra Faders 機能も重要でした。というのもこれはこのエリアに割り当てられている重要な要素をもっと良く制御できるようになるからです。」

「CMA Red Carpet Special」は CMT Music Awards にとって重要な先駆けだっただけではありません。これは Nereus にとって,そしてこのトラック内にいた将来のエンジニアたち全員にとって重要なスタートでした。「すべては申し分なく進行しました」と Repp 氏。「主任エンジニアは『mc²66 MKII』が極めて直感的で,すぐに慣れて操作のスピードを上げることができることに気づき,このショーの制作に関わった皆は音声フィードの扱われ方に大いに満足していました。これは今年のショーに携わった大勢のエンジニアたちや他の放送のプロたちに新しいトラックを披露する点でも重要なイベントでした。Nereus は非常に重要な音声制作車両であり,トラックに載っているあらゆる技術のセンターに LAWO『mc²66 MKII』が収まっていることは重要です。今回はこの素晴らしい新型車上スタジオにとって最高のスタートでした。」

写真:Nereus トラック内の LAWO『mc²66』で作業する CMT のエンジニア Keith Durham 氏