2011-01-19

Lawo deployed in six upgraded CTV control rooms

CTV_Miles_Hi_web.jpg

Lawo mc²56 and zirkonXL consoles installed.

LAWO 社は先頃 CTV のアジンコート及びクイーン・ストリートのキャンパスにある 6 つのコントロール・ルームに対する一連の重要設備のアップグレードを完了させ,それには 4 台の『mc²56』デジタル・プロダクション・コンソールと 2 台の『zirkonXL』コンソールが含まれます。これらの音声ミキシング・システムは本来,今年始めに 2010 年冬季大会をカナダ国内に放送した同国のオリンピック放送メディア・コンソーシアム(リーダー的複合企業 CTV Inc. と Rogers Media Inc.)が 2010 年の冬季大会のために購入したものです。新たな本拠地に収まった LAWO 機材によってアップグレードされた施設は CTV の放送活動に優れた制作ツールを手にしました。

64 フェーダーと 5 枚の DSP カード,リダンダント・プロセッサー,15 個の MADI ポート,32 系統の AES3id 入出力,そして 3 基の『DALLIS』フレームで構成される LAWO『mc²56』コンソールは CTV のアジンコート・キャンパスの Control 8 にインストールされました。この施設は NHL Network の HD 放送(カナダ版と米国版の両方)用のメインの制作用コントロール・ルームです。この制作には毎日のスタジオからのライブ番組《NHL On The Fly》も含まれます。

もう 1 台の LAWO『mc²56』コンソールはアジンコートの Control 9 に行きました。この卓は 48 個のフェーダーと 4 枚の DSP カード,シングル・プロセッサー,15 個の MADI ポート,32 系統の AES3id 入出力,そして 3 基の『DALLIS』フレームを装備します。この場所ではカナダ人視点のスポーツ放送の最も広範なプロバイダーである TSN2(The Sports Network)の制作が行われます。

LAWO システムは CTV のクイーン・ストリート・キャンパスでの 4 つのコントロール・ルームのアップグレードとしてもインストールされました。クイーン・ストリートの Control 4 には,64 個のフェーダーと 5 枚の DSP カード,リダンダント・プロセッサー,7 つの MADI ポート,32 系統の AES3id 入出力,そして 3 台の『DALLIS』フレームを装備する LAWO『mc²56』コンソール 1 台が設置され,また,クイーン・ストリート・キャンパスのコントロール・ルーム ACR4 及び ACR5 との統合を容易にするために,この施設は既存の LAWO『Nova73』ルーター 1 台用に 8 ポートの MADI カードを 3 枚も受け取りました。もう 1 台の LAWO『mc²56』はクイーン・ストリートの Control 5 に配置されました。この『mc²56』は 48 個のフェーダーと 4 枚の DSP カード,シングル・プロセッサー,7 つの MADI ポート,32 系統の AES3id 入出力,そして 3 台の『DALLIS』フレームを装備します。

『mc²56』ミキシング・システム以外にクイーン・ストリート・キャンパスは 2 台の LAWO『zirkonXL』コンソールも受け取りました。クイーン・ストリートの Control 2 及びクイーン・ストリートの FM2(CHUM Radio のホーム)はどちらも 24 個のフェーダー,4 系統の MADI ポート,12 系統の AES3id 入出力,24 系統のアナログ入出力を持つ LAWO『zirkonXL』コンソールを受け取りました。

Robert Miles 氏(CTV のオリンピック音声技術担当マネージャー)はカナダのオリンピック放送メディア・コンソーシアムのオリンピック放送用の音声とコミュニケーション・システムの設計・実装を担当していましたが,この大会後は機材の CTV の放送施設への統合に注力しました。同氏は機材を再割り当てする問題と関係者全員にとって切り替えの手助けとなった LAWO システムの利点について触れました。

Miles 氏は次のように説明します:「アジンコートの Control 8 では改修の開始日は非常に遅いのに特に 2010-2011 NHL シーズンの開始に合わせるようにオンエアの日にちは決まっているという状況でした。この問題に加えて,NHL Network は SD から HD へ移行している途中で,ホッケー・シーズン中に新しいセットが完成するまではスタジオは元々の建物に留まることになっていたのです。LAWO『DALLIS』フレームを簡単に追加して統合できるということはこの面で非常に有利でした。」

Miles 氏は話を続けます:「バンクーバー後に新たな本拠地を探すコンソールの能力を高めるために『DALLIS』フレームを 2 台追加購入しました。1 台の『DALLIS』フレームはスタジオ内に置いて,460 メートルの距離をカバーするリダンダントなデュプレクス・マルチモード・ファイバーを用いて Annex Equipment Room(AER)内の 1 台の『mc²56』のコアと接続し,第 2 の新しい『DALLIS』フレームは AER 内にある Telex 社の ADAM インターカム・フレームと一緒に設置しました。スタジオ内の『DALLIS』に接続したマイクは AER 内の HD コアに簡単にルーティングされ,ACR8 内のコンソール・サーフェスからの完全なマイク・プリアンプ制御が可能になり,インターカム信号は 1 台の『DALLIS』からもうひとつへとルーティングされます。」

Miles 氏はすべてのものをまとめ上げる際の紆余曲折を思い出した上で次のように言います:「今回の改修で一番報われたと思ったのは音声オペレーターたちの自分たちの新しい本拠地に対する反応でした。以前の施設は全部アナログで,信号は建物中をかなりの距離引き回されていました。最初のリハーサルからすぐに彼らはビル間のマイクの音にびっくりしていました。今ではセットの椅子やカメラのペデスタルの軋みまでスタジオ内のあらゆることが聞こえます。今回の件についての LAWO のサポートも大変に良かったです。承認からリハーサルまで 11 週でしたが,私たちはやり遂げました。」

写真:CTV のアジンコート・キャンパスの Audio Control Room 8 内の Grant Roberts 氏(CTV Specialty のシニア・オーディオ・オペレーター)と Bob Miles 氏(オリンピック音声技術マネージャー)