2008-08-29

Learning through play with Al Jazeera Children’s Channel

JCC’s very first OB truck is equipped with a Lawo mc²66.

カタールでは OB トラックに課せられる条件はたやすいものではありません。砂漠とペルシャ湾とに挟まれたこの土地においては日陰での気温が 45 度に達することも夏では頻繁にあります。このような環境で使われる中継車のエアコン装置はこれを考慮して設計する必要があります。カタールのドーハを本拠とする Al Jazeera の Children’s Channel(JCC)向けに作られた最新の HDTV 中継トラックのためのこの作業は 2 個のリダンダントな 25 kVA 発電機による独立電源を必要とします。当然,エアコン装置の空気取り入れ口は熱い砂漠の砂を排除できなくてはなりません。さもないと車内は砂場になってしまいます。

グラフィクスとスローモーション作業領域を作るために片側を拡張できる長さ 14 メートルのセミトレーラーが JCC 用に作られた最初の OB トラックです。これには標準的なカメラ 10 台(それとワイヤレス・カメラが追加で 1 台)が装備され,13 人までのオペレーターのチームを収容できます。車両の他の部分からは物理的に隔離されているオーディオ・コントロール・ルーム内の心臓部が Lawo『mc²66』コンソールです。120 チャンネルを有するこの高度に柔軟なデジタル卓が,JCC のこの新トラック内でも包括的な 5.1 サラウンド処理を行うことを可能にしました。

この OB トラックは 2007 年 7 月に Studio Hamburg MCI 社に発注され,2008 年の夏にカタールに納車されました。運用開始は 2008 年の秋の予定ですが,それよりも前に最終検査とクルー向けのトレーニングが計画されています。システムの使用についてのオペレーターへの解説ならびにサウンド・クルーへのトレーニングの提供という作業は Lawo 社によって行われます。

Al Jazeera の Children’s Channel は教育的な内容が娯楽要素と組み合わされている子供向け番組を制作しています。当初,JCC は Lawo のミキシング・コンソールに特に傾倒していたわけではありませんが,極めて慎重に,OB トラックでの長く豊富な実績を持つ卓に,そして「ドイツ製」の機材に有利な決断を下しました。結局,気象条件が最も簡単なことではないとしても,音声編集は子供でもできるほど易しくはないということです。