2008-09-24

Lawo in key role at Rensselaer Polytechnic Institute’s new EMPAC facility

State-of-the-art digital consoles, networking, and management system at the core of operations.

発見への追求にさらなる力点を置きつつ,テクノロジー・ベースの教育におけるリーダーシップという伝統に新たな定義を与えるべく,レンセラー工科大学(Rensselaer Polytechnic Institute)の新しい「実験メディアおよび舞台芸術センター(Experimental Media and Performing Arts Center)」(EMPAC)は 2008 年 10 月 3 日から 19 日に予定されるグランド・オープンに近づいています。『現実と仮想が交差する探索のための未曾有のプラットフォーム』とされる EMPAC は,以前には存在しなかった,芸術家と科学者と学生のための機会を作ることが使命の最新鋭の施設です。創造的な探求だけではなく視覚化や大規模なインタラクティブ・シミュレーションといった研究分野のための世界規模の施設となるために,EMPAC のオーディオ/ビジュアル・コアは Lawo の技術に大幅に頼っています。

EMPAC の監督である Johannes Goebel 氏によると「EMPAC のビルディングは多種多様な上演場所とスタジオを提供しますが,それらはどれも極めて高い水準で作られており,伝統的な舞台芸術と現代作品の両方に適応するように当初から設計されています。特に現代作品ではデジタル技術が制作の洗練されて審美的に実験的で重要な部分となります。これを実現するためには,高度に洗練されたオーディオ/ビデオ・ネットワーク化および管理能力を必要とすることが分かりました。全体像の中で音声がこのように重要な部分を占めていますので,私たちは優れたミキシングと音声処理の設備も必要としました。そのため私たちは Lawo と同社のこの分野におけるリーダーシップに答えを求めたのです」。

慎重な検討ののち,Goebel 氏たちは Lawo Nova 73HD ルーターと 2 台の Lawo mc²56 デジタル・プロダクション・コンソール,そして VSM(Virtual Studio Manager)マネジメント・システムを中心に EMPAC の A/V 基盤を築くことを決定しました。施設が完成してこの巨大な取り組みのあらゆる面が実体化されると,このプロジェクトは Lawo の新型 mc²56 コンソールの米国における最初の設置となるだけではなく,映像と音声の両方をカバーする米国で初めての VSM の設置となります。

このシステムの I/O アーキテクチャーは Nova 73HD ルーターを中心としています── このルーターは入出力用に 12 基の DALLIS フレームを備え,施設内の様々なところに置かれる一連の可搬式のステージボックスに連結されています。2 台の mc²56 コンソール(それぞれが DSP のために Lawo プラグイン・サーバーを装備しています)はルーターによってネットワーク化され,様々な入出力を共有できます。広範な制作や展示会やワークショップなどを行えるように,両方のコンソールは必要に応じてこの複合施設の中を移動できるようになっています。マイクやその他の入力はステージボックスを介してアクセスされ,レコーダーや SR システム等の機材用の出力もルーターを通じて扱われます。

大規模な音声ルーティング,ミキシング,および処理能力に加えて,EMPAC の音声・映像設備は VSM コントロール・ソフトウェアによって制御されます。EMPAC の VSM システムは 14 個のバーチャル・ディスプレイで構成されることになっており,最終的には,全音声ルーティングや両方の mc²56 コンソール,そしてビデオ・ソース選択やビデオ・ルーターとビデオ・スイッチャーの制御を含むこの施設の HD ビデオ制作機材用のインターフェイスを包含します。

EMPAC が収容するのは,1,200 席のコンサート・ホールがひとつ,フライタワーとコンピューター制御のリギングを備えた 400 席の劇場がひとつ,ブラック・ボックス・スタジオがふたつ(そのひとつは面積 325 平方メートルで高さ 12 メートル,もうひとつは面積 232 平方メートルで高さ 9 メートル),139 平方メートルのリハーサル・スタジオがひとつ,アーティスト-イン-レジデンス・スタジオが 4 つ,それにカフェとロビー・エリアです。EMPAC の建築デザインを行ったのは英国の建築会社「Grimshaw」です。すべての施設はビデオや劇場照明をフル稼動させた状態で最大騒音レベルが 15 dB になるように設計されており,構造上も互いに分離されています。できる限り静かな環境を得るために,建物内のディマーはすべて照明機材のフィラメントを急激に発光させないサイン・カーブ式のディマーになっています。

Goebel 氏は言います:「完成すれば EMPAC は技術的,知的,美的なエネルギーの高い環境を提供します。この環境はある面では科学的研究と技術的研究との間の結びつきを,そしてまた別の面では芸術の官能的な作用を生み出すでしょう。それは,明晰や正確さへの人間の熱望と答えへの躓きながらの探求としての人生という普遍的な体験との間では芸術におけるのと同様にしばしば感じられるものです。莫大な量の計画作業ののち,私たちのビジョンは今や手の届くところまで来ています。この事業に関わった人は皆この新施設が何世代もの学生,芸術家,研究者,科学者たちに提供を約束する展望を本当に楽しみにしています。ここで行われることすべてでは音が非常に重大な要素ですので,この計画にネットワーク化とオーディオの専門家 Lawo を巻き込むことができて良かったです。Lawo は極めて協力的で,私たちの mc²56 コンソールが組み立て中のときに 2 台の mc²66 コンソールを貸し出してくれさえしました。もっと良いパートナーを見つけるのは難しいでしょうね」。

レンセラー工科大学の EMPAC について詳しくは同施設のウェブサイト www.empac.rpi.edu をご覧ください。