2011-08-11

Sport Highlights.

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Lawo equipped ARD/ZDF Mobile Production Unit still on site.

この 7 月,ドイツの公共放送局 ARD と ZDF が所有するモバイル制作ユニット(MPE)は上海での FINA 世界水泳選手権大会で活躍しました。現在,この MPE は韓国に,もっと正確にはテグに向かっており,そこで IAAF 世界陸上競技選手権大会の放送に使われることになっています。このユニットに満載されているのは,どちらの大規模スポーツ・イベントからも優れた音声フィードを提供する LAWO の技術です。

この MPE は両方のイベント用に 2 基の 16 フェーダー・エクステンション付きで 16-16C フレームに収まった LAWO『mc²56』を 1 台装備し,これは全部で最大 64 のフェーダー数を提供します。7 枚の DSP カード(その 1 枚はリダンダント用に使われます)は 336 DSP チャンネルを提供し,そのなかの 288 DSP チャンネルが実際に使われます。上海ではあらゆるものが『mc²56』上でミックスされましたがサラウンド・サウンドではありませんでした。ホスト放送局として CCTV(中国中央電視台)はステレオのみで放送したからです。MPE の管理者 Horst Dünchem 氏は現地での限られたスペースに対応するようにこのユニットのセットアップを適応させる必要がありました。これは,LAWO コンソールの信頼性とリダンダンシー設計とは別に,このような用途に最適な『mc²56』を選んだ主な理由の 1 つでした。任意のチャンネル機能への素早いアクセスはこのコンソールの Reveal(展開)機能によって保証されています。

Extensive logistics
計画は 2011 年の 3 月に始まり,5 月の終わりまでに,この MPE は 6 個の 20 フィート・コンテナーはライン川を経てドイツのマインツ港からロッテルダム経由で上海へと送り出され,コンテナーは 6 月上旬に到着しました。国際放送センター(IBC)ではオフィスとコントロール・ルームが組み立てられ,そこにあらゆる放送機材がインストールされました。

技術機材やコントロール・ルーム,編集スタッフ,それに ARD と ZDF 用のオフィスを十分な空調と共に収容すべく 16 個の様々な大きさのコンテナーが提供されました。セントラル・コントロール・ルームの寸法は約 6 × 8 メートルです。この部屋にはスタジオ制御及び編集エリアや EVS オペレーター用のスペース,バーチャル技術ユニット,ビデオ・ミキサー,そして生放送用の音声コントロール・ルームが納められていて,他のコンテナーには AVID 編集室が 3 つ,音声ミックス・エリアが 1 つ,そしてビデオ・マトリクス,AVID ネットワーク,EVS ネットワーク,LAWO コンソールの HD コアと RIEDEL 社のトークバック・システム用の 2 つのマトリクス・ノードが入った十分に冷房された機材室が 1 つが収容されています。

もう 1 つの部屋には,放送出力の技術制御用のマスター・コントロール・ルーム,オンエア放送のスケジュール担当クルー,そして 5 台のカメラのカメラ制御(国際フィード以外に国内向け放送用)が収容されます。ドイツへの伝送に使われるホスト放送局からの国際フィードには水球や高飛び込み,オープンウォーター・スイミング,短距離競泳の信号が含まれます。

水泳競技ホールでは水泳用のコメンテーター位置が 1 つ,プレゼンター位置が 1 つ,インタビュー位置がミックス・ゾーン内にそして必要であれば運動競技場のブロック内にも 1 つありました。全部で 15 台の『DALLIS』フレームが様々なエリア内で使用され,そのどれもが LAWO『mc²56』に信号を供給しました。