2012-03-02

It’s all about the Voice.

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Lawo mc²66 produces ‘The Voice of Germany’.

審査員たちはアーティストに背を向けて着席して耳を澄まします。決め手はルックスではなく声なのです。パフォーマンスが終わると審査員たちが一人ひとりブザーを押して賛同を表明し,椅子が回転する... TV 番組《The Voice of Germany》は完全に音楽中心になってからバンドのサウンドが,もちろんリード・ボーカルのサウンドもですが,最重要になりました。

Studio Berlin のサウンド・エンジニアたちは最近完了した《The Voice of Germany》の第1シーズンを LAWO『mc²66』コンソールを使って制作しました。システム管理者 Uwe Herrmuth 氏とサウンド・エンジニア Lars Bieber 氏は二人とも個々のショーを極めて入念に準備しました:まず,コントロール・ルームや編集者オフィスや制作へのコミュニケーション経路を設定しなくてはならず,それにステージボックスとマイクの配置が続きました。エフェクトはボーカリスト毎に個別に選定する必要があり,選択したらスナップショットとして『mc²66』に保存されました。「このショーの進行は週ごとに変わりますから GUI レイアウトをひっきりなしに合わせる必要もありました。スナップショットは,そしてコンプレッサーや EQ から DSP 値をコピーできることはエフェクトのセットアップの際にどちらも大いに役立ちます」,と Lars Bieber 氏は解説します。Uwe Herrmuth 氏が付け加えます:「信号を管理したり,信号の交換——例えば FOH とモニタリング位置との間の交換やインターカム・モジュールのセットアップ——を管理することは難しい作業でした。」

LAWO コンソールのその他の利点について問われると,Bieber 氏は信号数が大きくても明解な全体像が把握できる迅速で極めて信頼性の高い信号ルーティングを強調しました。また,カスタマイズされた機能やボタンを自由に割り当てできる能力も直感的なワークフローの作成に役立ったとのことです。システム管理者として Herrmuth 氏は,第 2 のコントロール・インターフェイスとしての LAWO の『mxGUI』を,サウンド・エンジニアの作業に影響を与えずにシステムに介入することを可能にしてくれると高く評価しています。さらに同氏はこれを用いればサービス部門に毎回コンタクトする必要なしにシステムを拡張できる『AdminHD』ツールにも注目しています。

Studio Berlin は LAWO コンソールを 2002 年から使ってきています。Herrmuth 氏によると,LAWO を使うことの利点の 1 つは「LAWO は「出来合いの」コンソールを売るのではなく,顧客の特別な要求にほぼ適応させた製品を売っているということ」だそうです。LAWO のサービス部門が必要になる場合では,どんな質問や懸念もすばやく効率よく処理されるとのことです。「このような要因ゆえに Studio Berlin の私たちにとって将来の投資も極めて容易な LAWO 製品を使い続けるという判断を下したのです」と Herrmuth 氏は話を結びました。

This is “The Voice of Germany”
2010 年に,John de Mol のキャスティング・ショー《The Voice of Holland》はオランダで大ヒットしたテレビ番組となりました。最高 54% の視聴率はこれが断トツで最も見られたゴールデンタイムの番組であるだけではなく,オランダで最も成功したキャスティング・フォーマットであることを示しています。ドイツの Sat1 と ProSieben が 2011 年に採用した米国のショー《The Voice》も大いに成功しました。

《The Voice of Germany》は今後も歌手としてやって行けるだけのユニークなボーカル技能を持った本当のアーティストを探します。その第 1 ステージは「ブラインド・オーディション」であり,このときアーティストたちは自らの声のみで勝負しなくてはなりません。各挑戦者は 4 人の著名コーチ(Nena,Xavier Naidoo,Rea Garbey,The BossHoss)の前で生バンドと一緒に演じ,コーチたちは挑戦者には背を向けて声だけに基づいて審査します。第 2 ステージでは,アーチストたちは自らのチームと共に一騎打ちを行い,敗者は戦いの場から排除されます。第 3 の最終ステージでは勝ち残ったボーカリストたちはライブ・ショーで競い合わなくてはなりません。最終的に視聴者の投票により Ivy Quainoo 氏が《The Voice of Germany》のシーズン 1 の優勝者になりました。この番組の人気は高く 2012 年の秋まで継続されることになっています。

写真:《The Voice of Germany》リハーサル中の担当サウンド・エンジニア Lars Bieber 氏