2011-11-02

Turner takes delivery of Lawo mc²90 production console.

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New console and re-structuring of shared router I/O resources dramatically enhances operations.

Turner Entertainment Networks の全部門にフィルムやビデオ,オーディオ制作のターンキー・サービスを提供する Turner Entertainment Group の放送制作部門 Turner Studios に 2 台目の LAWO『mc²90』プロダクション・コンソールが納入されました。このスタジオの共有ルーター入出力リソースの権限管理用に拡張された LAWO『Nova 73 HD』ルーター並びに Audio Control Room 22(ACR22)に設置されているこのスタジオ既存の『mc²90』と組み合わせることで,この新しいコンソールと強化されたインフラが Turner Studios の運用効率を劇的に改善することが期待されます。

『mc²90』は LAWO 社のフラッグシップとも言える大型の制作用コンソールで,この新しい第 2 のコンソールは ACR21 に設置されます。この卓は 48 個のチャンネル・フェーダーと 16 個のセントラル・フェーダー,256 チャンネルの AES 入出力,48 系統のアナログ入力,そして 64 系統のアナログ出力を持つ構成になっており,オンボードの 7 枚の DSP カードは 448 個の処理機能をフル装備したチャンネルを実現します。このコンソールのコアは 192 チャンネルの MADI 入出力を装備する『Nova 73 HD』MADI ルーターにフェイルオーバーのリダンダント接続を用いて連結されます。このプロジェクトのためにこの LAWO『Nova 73 HD』は 40 個の MADI 入出力ポートに拡張され,8 つのサウンド・ステージ/スタジオや 64 チャンネルの I/O Pro Tools|HD システムやこのスタジオの最初の『mc²90』と 3 第の付加的なコンソールを装備した他の 4 つのオーディオ・コントロール・ルームのような他の共有リソースへのアクセスを提供します。8,000 × 8,000 の『Nova 73 HD』ルーターは現在約 1,300 の信号入力と 1,000 の信号出力になるように設定されています。

Turner Studios のスタジオ・オーディオ・マネージャーの Rick Perry 氏は,この新しいコンソールはスタジオでの生のスポーツ番組の他に NBA や MLB,NCAA,NASCAR,PGA 等のスポーツ特集番組に使われることになると述べています。Perry 氏は次のように続けます。「私たちがここで制作することになる無数の番組のなかで,この新しいシステムは NBA TV の目玉番組である「NBA Gametime Live」の制作に使われます。また,この新しいシステムは音楽演奏番組やトーク番組に使われ,私たちのビデオ制作施設のライブ運用やポストプロダクションの一部として使われます。」

この新しい LAWO『mc²90』の物理的な設置と配線は 8 月 1 日に完了しました。このコンソールを使う最初の番組は 8 月 15 日の週に収録されました。それはこのコンソールをよく知らないオペレーター向けのトレーニングを兼ねたもので,ACR22 にあるこのコンソールに習熟している人々向けのリフレッシャーも行われていました。

LAWO『mc²90』のどんな特性がこの卓を選ぶ決め手になったのかを尋ねられると,Turner Studios のシニア・プロダクション・エンジニアの Erinn Thorp 氏が次のように応じました。「この卓の柔軟なワーク・サーフェスは私たちにとって特に重要でした。1人のオペレーター用の全チャンネルと諸機能の集中制御として使えたり,あるいは 2 人またはそれ以上のオペレーターを必要とする制作のときに 6 つのチャンネル・ベイをいくつでも切り離して制御できることは,本当に私たちのニーズにピッタリです。同様に,フルリダンダントな卓のコア・ルーターやコントロール・サーフェスへのそしてコントロール・サーフェスの全モジュールへのフルリダンダントな接続も同様に重要でした。このシステムは卓と中央の MADI ルーターとの間のリダンダント MADI 接続やローカルな『DALLIS』アナログ入出力フレームへのリダンダント MADI 接続を提供します。」

Thorp 氏は次のように続けます:「この卓の高度にカスタマイズされたモニタリング・セクションに加えて,共有ルーター入出力リソースの強化された権限管理——これは Virtual Studio Manager(VSM)ソフトウェアや他の共有マイク・プリアンプの権限管理と一体化された LAWO のマイク・プリアンプを含みますが——これによって,私たちが普段遭遇している多数の音声ソースにアクセスして作業するための多大なる柔軟性が加わります。」

新コンソールの設置とルーターの強化は先の 12 月に始まり,アトランタとドイツはラシュタットの LAWO 本社における概念実証デモンストレーションと数回の打ち合わせも行われました。この新しい『mc²90』は 6 月の初めに到着し,様々なコネクターを用いて AES 及びアナログの配線が取り付けられて LAWO システムに対してのテストが行われる一方で,このコンソールのコアとサーフェスが稼動し始めました。このような準備作業はすべて,ACR21 内のこの新しい『mc²90』コンソールと共に ACR22 内の既存の『mc²90』コンソールと『Nova73』ルーターが試験運転できるようになったあとのシンプルで迅速な移行に寄与しました。

この新コンソールの設置とルーター能力の拡張を思い返して,Perry 氏は次のような感想を述べてくれました:「まさに最初からオペレーターたちはこの新しい卓で作業するのは極めて快適であると感じたようです。私たちが遭遇した最大の困難は,この卓の多機能性ゆえにオペレーターたちが自らのセットアップをどのように実行したがっているのかを決定することでした。組み込まれている権限管理システムは拡張性も考慮して上手く設計されていますので,将来ハードウェアを組み込むことも,ダウンタイムをほとんどあるいは全然要せずに行えます。」

写真:Turner Studios の Erinn Thorp 氏(左)と Rick Perry 氏(右)