2010-02-10

Exciting.

Westdeutscher Rundfunk (WDR), Germany, relies on Lawo products for their production studio update.

ARD Radio の「Tatort」犯罪サスペンス・シリーズは「文芸(Spoken Word / Acted Content)」部門が扱い,ケルンの WDR(西ドイツ放送)のスタジオで制作される多くの番組の 1 つです。ラジオドラマやその他の制作物は制作エリア 6 及び 7(PK6 及び PK7)内で録音されミックスされます。1980 年代に建てられたこれらの施設は 1990 年代の中頃に初めて改修され,根幹全面的な改築と現代化が行われることになっています。

現在,各 PK(制作エリア)は,コントロール・ルームが 1 つ,編集室(TBR)が 1つ,スタジオが 1 つと完全な無響室が 1 つから構成されています。将来,このコントロール・ルームはマスター・コントロール・ルームとなり,TBR は補助コントロール・ルームとなる予定です。後者は独立して,あるいはマスター・コントロール・ルーム用の編集室として機能することになります。この更新に際しては 2 台の LAWO『mc²66』デジタル・コンソールと 1 台の中央のルーターが設置されます。

Networked Systems
「ラジオドラマの録音には約 1 週間かかり,ミキシングには最長 3 週間を要します。この改良前はコントロール・ルームはどれも 1 つのスタジオ専用でしたのでミキシングを行っているときには個々のスタジオを使うことができませんでした。これからは新技術のおかげでスタジオはもっと効率的に使えるようになるでしょう」,と改装理由を尋ねられた WDR のプロジェクト・チーム長 Hermann Stöters 氏は語ります。このエリアの改築が完了するとスタジオとコントロール・ルームはどれも別々の入り口を持つことになります。LAWO 社の『mc²66』コンソールの設置後,マスター・コントロール・ルームからスタジオを自由に選択できるようになります。「このプロジェクトは全体的な計画の先駆けとなるもので WDR の制作及び送出コンプレックすべての青写真としても十分に機能します」,と Stöters 氏は付け加えます。どのコントロール・ルームもどのスタジオからアクセス可能になります — この施設が非常に効率よく利用できるようになるということです。

『mc²66』コンソールは 1 台の中央のルーター(LAWO の『Nova73 HD』)に接続され,これによってすべてのスタジオにある『DALLIS』I/O システムにアクセスできるようになります。「このネットワーク化できるということは LAWO 社の製品設計の欠かせない一部になっています。ネットワーク化されたシステムを計画した LAWO 社の経験と最先端の技術が LAWO に有利に働いた要素の 2 つです」,と Stöters 氏。

Technical Specification
『Nova73 HD』は中央のルーターとして機能し,1 台の『mc²66』は制作エリア 6 及び 7 内のメイン・コンソールとして使われます。この補助コントロール・ルームのそれぞれは LAWO『crystal』を 1 台備えています。OB バンのコンフィギュレーションを使用している『mc²66』コンソールは 32 個のフェーダー(16+8+8)と 144 個のフル装備の DSP チャンネルを持ちます。入力と出力は,それぞれが 8,000 × 8,000 クロスポイントのルーティング容量を持つ 5 基の『DALLIS』フレーム(HD コア)が提供します。「技術的な諸特長や信頼性,優れたサービスとサポート,それに WDR と LAWO との間の長年の実りある協力関係が私たちの決断に重大な影響を与えました」,と LAWO 機材を選定したことについて Stöters 氏は語ります。また,十分に検証された制御概念とラジオ業界におけるスタジオとコントロール・ルームの大規模ネットワーク化に対する大きな容量は LAWO 社のコンソールとルーターの大きな強みであることが証明されました。建築作業は 2 月に終わる予定で,技術機材の設置は 2010 年中頃に完了予定です。