2009-12-28

In the Mood.

Westdeutscher Rundfunk (WDR) equips their ‘Big Band’ studio with Lawo technology.

Carmen McRae と Jiggs Whigham,Joe Zawinul と Eddie Harris... 数多くのジャズ・スターたちがアルバムを WDR(西ドイツ放送)の Big Band スタジオで録音してきており,Patti Austin や Vince Mendoza,Brecker 兄弟の作品はグラミー賞を獲得しました。先頃 WDR はこの伝説的な Big Band スタジオ — Studio 4 — に新たなテクノロジーをインストールしましたが,このスタジオの中心には最新世代の LAWO『mc²66』があります。

72 フェーダー(40+8+24)を備えるこのコンソールは簡単に拡張が可能で,240 の DSP チャンネルとリダンダンシー用に追加の 40 の DSP チャンネルを提供します。新しい HD コアのルーティング容量は 8,000 × 8,000 クロスポイントを誇ります。「48+8 フェーダーした持たなかった以前の『mc²66』とは違って私たちが求めていた 72 フェーダーが利用できるようになりましたので,この新しい『mc²66』はうってつけでした」,とプロジェクト・マネージャー Edgar Thönnissen 氏は打ち明けます。「それに,ポストプロダクションのときにオートメーション・パス(pass)をフォローする「Touch/Record」機能は修正を簡単に行えるようにする大きな改善です。」

Studio 4 とそのコントロール・ルームは WDR Big Band によってリハーサルや録音やミキシングに毎年約 200 日も使用されます。さらに,同規模やもっと小さいバンドもこの施設を使います。というのもスタジオのアコースティックがこのタイプの作業に極めて適しているからです。音楽及び OB 制作施設の技術的な更新や標準化の一環として WDR は新しい LAWO『mc²66』をインストールしました。以前に設置されたコンソールは現今の技術水準を満たすことができず,今後,作業を適切に遂行できなくなる可能性がありました。「一貫して LAWO テクノロジーを備えて行けばスタッフのスケジュールを柔軟に組めます。その上,今では既存設備と新規設備との間でスペアパーツの互換性があります。」とThönnissen 氏。音楽及び OB 制作のグループ長の Sebastian Roth 氏は次のように付け加えます:「統一されたテクノロジーのおかげで制作は OB バンからスタジオでのミックスまで同じサウンド・エンジニアを使ってできるようになりました」。

Networked Systems
クラシック音楽の編集設備以外に,小規模な朗読制作を扱うために編集室が設けられました。WDR はこの制作コンプレックスが将来もっと効率よく運営できることを,そしてもっと柔軟なスケジューリングを行えることを望んでいました。この目的のために設置された LAWO『crystal』コンソールは LAWO の『VisTool』機能を介して,Studio 4 のコントロール・ルーム内の新しい『mc²66』の GUI と音声チャンネルにアクセスできます。

「私は例えば特別な EQ やコンプレッサーを用いたポスト編集で LAWO のプラグイン・サーバーを介してプラグインを使うことを将来のための重要なツールとみなしています。」と Sebastion Roth 氏は LAWO コンソールのさらなる利点をこのように捉えています。

Speedy refurbishment during the summer break
プロジェクトの計画は 2008 年 4 月に始まり,EU 全域を対象とする競争入札が 2008 年 9 月にありました。このプロジェクトに関する LAWO との最初の技術的な打ち合わせは 2009 年 3 月に行われ,2009 年の 6 月から 8 月の間に建築業者の作業とスタジオの技術的なインストール作業に利用できたのはそれぞれ 4 週間だけです。改築は WDR Big Band の夏休みの間のみ可能でしたのでこのスケジュールは厳守されねばなりませんでした。新装なった Studio 4 内での WDR Big Band の最初のプロジェクトは 2009 年 8 月 31 日に無事録音・ミックスされました 。

「LAWO を選んだ重要な理由は以前のプロジェクトで良い経験をして信頼を寄せていたということです。」これは LAWO が WDR の OB バンのサプライヤー兼メイン・コントラクターだったことを指しています。「また,何年間にもわたって LAWO が提供してきている良好なサポートはこの会社が長期にわたる顧客ケアに高い価値を置いていることを示しています。20 年後には私たちのこの Ü2 OB バンも引退するでしょうが,LAWO がまだアナログの卓を作っていたときに納められた LAWO『PTR』コンソールに対して本当に最後まで LAWO は良くサポートしてくれていました」,と Thönnissen 氏は付け加えました。