2011-03-30

YLE debuts new OB vehicle at World Cup Winter Games

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First time on wheels for Lawo mc²66 and sapphire consoles.

この大会はフィンランドの国民的スポーツのワールドカップであり,この国のスキー・ジャンプの伝説的選手 Janne Ahonen の参加もこれが最後になろうとしています。それに YLE は 世界各国用に放送出力を作らなくてはなりませんし,LAWO『mc²66』とモバイル用途では最初の『sapphire』コンソールを搭載した最新 TV OB バン「U10」をデビューさせようとしています。プレッシャーがあっても当然でしょう。

フィンランドの公共放送 YLE はラハティでのスキー競技会にちょうど間に合うように自局の新しい OB バン「U10」をインテグレーター Sony Broadcast 社から受け取りました。ノルディック複合とクロスカントリーとスキー・ジャンプを含むラハティでのこのイベントはフィンランドでの必見テレビ番組です。YLE は国際放送のホスト放送局としての役も果たします。

サルパウセルケのジャンプ競技会場に送り込まれた車重 40 トンの U10 の内部には 2 つの音声制作区画があり,大きい方のコントロール・ルームには 24+8+16 フェーダーの LAWO『mc²66』コンソールが 1 台,そして隣室には 16 フェーダーの『sapphire』コンソールが 1 台設置されています。この 2 台のコンソールは,6 基の『DALLIS』フレームと 6 枚の 3G HD-SDI カードと 52 系統の HD-SDI とインターカム,そして遅延補正をモニターする中央の DSP フラットスクリーンを含む共通リソースをネットワークを介してシェアします。

両方の制作室用に約 8,000 個のクロスポイント容量を持つ集中音声ルーティングのリソースがあります。192 DSP チャンネルはネットワーク内でのサブマトリクスやダウンミックスとサミングのような処理能力を持ちます。「ノイジーな」機材はすべて別区画内に設置されましたので,メインの制作スペースとメインの音声コントロール・ルームは非常に静かです。

技術的な観点からはラハティからの競技中継は複雑ではありません。「チャンネル数は少ししか使いません」,と YLE の音声監督 Pasi Vatunen 氏は解説します。「しかし,問題は新しいトラックを受け取ったばかりなので私たちは急いでこれの感じをつかまなくてはならなかったことにありました。皆は大体 10 年は LAWO のコンソールを使ってきていますが,YLE は実際のところ今まで『mc²66』モデルを 1 台しか持っていませんし,そしてそれはスタジオ内に設置されています。しかし,私たちは皆 LAWO の考え方には親しんでいますから極めて簡単に慣れることができました。それに,こんなにも高度な視覚的なフィードバックを与えてくれる『mc²66』にも助けられました。」

Pasi Vatunen 氏と同氏が率いる OB チームはモバイル・ユニット内の新しい『sapphire』コンソールの最初の使用者です。このコンソールはラジオ用に設計された卓で,極めてスリムな外観と洗練されたワイヤリングが特長です。「ここの第 2 のコントロール・ルームにはごく限られたスペースしかありませんでしたが,『sapphire』は電源 1 基とイーサネット・ケーブル 1 本だけで非常に簡単に収まります。持ち出すのも同様に簡単に行えます。コンソールのレイアウトにはやや違いがありますが,使った感じは今のところ極めて良好です。エンジニアたちはどんな音声ソースをもルーターに送ることができますし,3 台あるステージボックスの任意のマイクを MADI を介して『sapphire』にリンクして,ステージボックスでのマイク・ゲインをこのコンソールから制御することができます。」

最初の大きなスポーツ・イベントを成功裏に終えて Vatunen 氏は将来の展望を語ってくれました。「この『mc²66』には『DALLIS』カードをもう 1 枚入れるスペースがありますし,さならる EVS ユニットに接続するのであれば SDI カードを追加することになります。それから『sapphire』にもっと DSP を持たせるためにルーター・カードをもう 1 枚追加するかも知れません。将来の拡張のための選択肢がいつでもある,こういうのが LAWO の設計哲学の一番良いところですね。」