2011-04-08

Giving full measure

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Lawo mc²90 replaces Lawo MC80 at ZDF’s Duesseldorf branch.

ドイツの国営放送局 ZDF はデュッセルドルフ・スタジオの音声コントロール・ルームで 1995 年以来使用されてきた LAWO『MC80』の置換として LAWO 社のフラッグシップ・ミキシング・コンソール『mc²90』を選びました。このコントロール・ルームはポストプロダクションやビデオ編集だけではなく,情報バラエティ TV 番組《Volle Kanne — Service täglich》[「毎日全力」的な意味]の生放送にも使われることになっています。

この『MC80』は LAWO 社のデジタル・ミキシング・コンソールの第 1 世代に属するもので,このデュッセルドルフに設置されたものは LAWO 社が製造したまさに第 1 号でした。2010 年の秋でこのコンソールは 15 年以上にわたって安定して役割を果たしてきたことになります。

Premiere without problems
新型コンソールの追加は最新の技術や機能,そして制作のコンポーネントをネットワーク化する能力を必要とする今日の制作環境の要請に迫られたものでした。『MC80』を置換するという考えは 2009 年 6 月に出ました。2011 年の 2 月から新コンソールの試験運用が行われ,このデュッセルドルフの音声コントロール・ルームからの初めての生放送は 2011 年 3 月 14 日(月曜日)でした。放送に必要なあらゆる配線と『mc²90』はその前の週の金曜日に完了しました。徹底的な準備のおかげで『mc²90』の初日はすべてが順調に進みました。

このコントロール・ルームの新たな中枢となる『mc²90』は 48 本のフェーダー(16-16-16)と 192 のフル装備の DSP チャンネルを有します。このコンソールの柔軟なコントロール・サーフェスのおかげで,ZDF は通常は中央のフェーダーが占有している限られたスペース内に 8 本のフェーダーを追加で取り付けることができました。外部機材設置用の余剰スペースは拡張されたセントラル・コントロール・エリア(「Center Large」)にあります。『mc²90』の場合は,このエリアは外部ビデオ信号表示用のフルサイズ・モニターと RTW メーターからなります。4 枚の DSP カードのうち,48 DSP チャンネルを備えた 1 つがリダンダントなカバーを提供し,残りのマトリクス/コントロール・ルームの DSP カードは HD コアと一体化されています。

MKII HD コア内の 8k ルーター・カードは 3 台の『DALLIS』システムに接続され,フルリダンダンシーを用いて設計されていますので最先端の信頼性が得られます。音声及び映像コントロール・ルーム用のあらゆるモニタリング及び放送回線はこの『mc²90』から LAWO 社の『crystal』コンソールへボタンの 1 押しで切り替え可能です。最重要なソースを直接『crystal』に接続することでワークフローは一切妨げられることがありません。切り替えの時間遅延さえも過去の遺物です —— 必要な時間は切り替えるかどうかの決断をするためだけです。『mc²』のオープンなシステム・アーキテクチャーのおかげで,『mc²90』と『crystal』(バックアップ・ミキサーとして)は 3 台の LAWO『zirkon』コンソールからなる既存のインフラに統合することができます。ソースは MADI 経由で接続され,これによって配線の量の低減が可能になりました。

最高度の品質と機能,ネットワーク能力,信頼性,そして高度のリダンダンシーによって LAWO『mc²90』はデュッセルドルフの ZDF のライブ制作スタジオに最適なコンソールになっています。