2011-09-26

Searching for Pearls of Sound

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Upgraded Sound System at the Zurich Opera House with Lawo Technology.

チューリッヒ・オペラハウスは世界で最も成功を収めた劇場の1つとして国際的に認められています。何年もこの劇場では 300 本を超える最上級の芸術水準のオペラやバレー上演やコンサートやリサイタルが行われています。例えば今シーズンのプログラムはヴェルディの《椿姫》とビゼーの《真珠採り》,そしてロッシーニの《絹の梯子》の初演がありました。そして今,LAWO『mc²66』コンソールを中核に据えて,2つの舞台でこのオペラハウスの音響システムのアップグレードが完了したところです。

先頃この新システムを使ってリハーサルも行われており,今のところ問題はありません。「私は『mc²66』上の明確なルーティング表示を特に気に入っています。画面上とオレンジ色のボタンの両方で私たちは何がルーティングされているかを瞬時に見て取ることができます」とトーンマイスターでチューリッヒ・オペラハウス音響部門長の Christian Venghaus 氏は説明します。「このコンソールのもっと深いレベルで提供されている多数の可能性も特筆すべきです:例えばフェーダー・スタートや似たような機能をプログラムするのも問題ありません。それでいてコントロール・サーフェス上では操作はいつでもシンプルです」,と Venghaus 氏。

Busy Agenda
この LAWO 機材は最初からその高度の柔軟性を証明する必要に迫られました。リハーサル初日に iPad を使ってスピーカー・グループ間のバランスが調整され,その後バレー・カンパニーのゲスト・サウンド・エンジニアがノート PC と Mackie HUI プロトコルが走るコントローラーを使ってさらに詳細なセットアップを行いました。これらの 3 つのデバイスはどれも WLAN を介してコントロール・ルーム内の『mc²66』に接続され,ロータリー・ノブを EQ 周波数用に設定されたこのコントローラーは大型コンソールの MIDI リモートとして機能しました。Venghaus 氏は次のように説明します:「セットアップはノート PC を使って滞りなく行われ,たった 10 分のうちに仕事を始める準備が完了しました。iPad や Mackie HUI が使えるコントローラーを介したリモート・コントロールは,私たちの要求を特別に入れてもらって LAWO 社員さんによって設定されたものです。」

Full flexibility
2 つのリハーサルの間の 1 時間の休憩は FOH コンソールとして動作させる LAWO コンソールの 16 フェーダーのエクステンダーを舞台袖に移動するのに十分すぎる時間で,すぐにその場所から音声が利用可能になりました。このような迅速なセットアップは部分的には FOH モニタリングに使われている Yamaha DME64 との細かな統合によって可能になったものです。「私の目指していることは,いつでも,複雑な仕事をこなすことになったらオーディオ・ワークステーションを必要なところに,それが指揮者の隣の第一列であっても,あるいは監督と一緒の第十列や調整室内であってもですが,持って行くというものです」,と Venghaus 氏は語ります。

夕方のリハーサルのためにコンソールを本来のセットアップに戻すのも問題なく,40 フェーダー(16+6+16 エクステンダー)の『mc²66』は 10 分以内でコントロール・ルーム内に設置しなおされました。試験運用を成功裏に終えて Venghaus 氏は LAWO のソリューションの利点を次のように指摘します:「最高度の音質や安全な運用,そして再現性が絶対的に必要な条件──将来のオーディオ・システムでも不可欠な要求事項でしょうね──においても LAWO は極めて高度のネットワーク化と柔軟性を提供してくれます。」