CONTACT お問い合わせはこちら

V__pro8

ドイツ

V__pro8

Closing the gap between video and audio.

概念的には「V__pro 8」(V line pro eight と読みます)は橋渡し役に似ています。V__pro8 は放送向け制作のワークフローに通常は必要とされる重要機能すべてを備えたコンパクトなフルデジタルの8チャンネル・ビデオ・プロセッサーです。映像および音声管理を1つのツール内に組み合わせることでスペースとワイヤリングとコストを抑えつつ最大限の効率と安全な運用を保証します。

異なる信号世界の完璧な同期のために

V__pro8 は異なる映像フォーマットの信号や音声と映像間を結び合わせる申し分の無いツールです。高品質の多フォーマット変換や色補正やエンベディング/ディエンベディングを備えることでV__pro8 は、映像フォーマット間で橋渡しするコンパクトで強力なビデオ・プロセッサーとなっています。

RAVENNA や MADI のような最新の高密度音声接続はスタジオのインフラ内に映像から音声への架け橋となります。V__pro8 は柔軟なマトリクス・システムとして機能します:8×8 映像マトリクスと 384×384 音声マトリクスのおかげで、任意の信号を他の任意の信号にルーティングできます。HTML5 ベースの最新 GUI は日常の作業で取り扱いの非常に楽なインターフェイスです。

V__pro8 は次のように動作します:ユーザー・プリファレンスに基づいて8基の高品質 3G SDI ディエンベッダーが同数のエンベッダーが結合された8つの映像信号となり、これによって新規音声信号を映像信号にエンベッドしながら映像素材からいくつもの音声信号を使えるようになります。MADI 接続機能のおかげで,このような多数の音声信号の取り扱いも容易になります。さらに,エンベッダー内のサンプル・レート・コンバーターが音声と映像の間の異なる「リファレンス世界」を実現します──シンプルで信頼性が高く効率的なソリューションです。

ビデオ処理用の強力なツール

  • 8×8 映像ルーティング・マトリクスと 384×384 音声ルーティング・マトリクスを内蔵するビデオ /オーディオ・ルーター
  • 個別のフリーラン入力信号を同一基準(ブラックバーストまたは TriLevel)に同期させるフレーム・シンクロナイザー
  • レイテンシー補正ならびに入力または出力音声信号(最長ディレイ 320 ms)と映像信号(最長ディレイ8フレーム)との間のリップシンクのための可変映像および音声ディレイ、内部映像レイテンシーの自動補正のための Audio-follow-Video ディレイ・モード
  • 8つの SDI 入出力ストリーム内の 16 音声チャンネルから任意に同時エンベッド/ディエンベッド/シャッフル可能な SRC 付き(ディ)エンベディング機能、MADI あるいは RAVENNA を介してのミキシング・コンソールや外部のオーディオ・ルーターとの音声接続
  • Dolby ストリームのタイミングを自動調整するための Dolby E® Auto Aligner
  • エンベッダー毎に LAWO クオリティの自動 5.1/7.1→ステレオ・ダウンミックスを2つ提供するサラウンド・ダウンミックス
  • 入力信号またはフリーラン・モードから,あるいは内蔵タイムコード・ジェネレーターからの ATC LTC/VITC1/VITC2 挿入が選択可能なタイムコード・インサーション
  • ビデオ ID 挿入(テキスト、ソース、日付、タイムコード、実時間)カラーバー・テストパターン、様々な信号音と AV 同期テストパターンが利用可能なテストパターンおよびビデオ ID ジェネレーター
  • 映像信号の動画プリビューが可能なサムネイル・プリビュー表示、サムネイルは IP 経由で利用でき「V__pro8」の GUI、外部マスター制御システム、PC 上で表示可能

オプション機能

  • マルチレート 3G/HD/SD-SDI 信号を関連放送フォーマットへ低レイテンシーで変換できる高品質アップ/ダウン/クロスおよび AR フォーマット・コンバーター
  • マルチフォーマット映像出力:入力される 1080p 信号を 1080i と 720p に同時変換可能.次世代のモーション・アダプティブ・デインターレーシングおよびスケーリング技術によって高画質を保証
  • トゥルー・ピークおよびピーク・メータリングを備えた質の高い映像/音声モニタリング・ソリューションを提供するクアッドスプリット・マルチビューワー
  • 一度に4つまでのビデオ・ソースを表示する本ユニットの MV ビデオ出力(BNC/DisplayPort)を介して UMD とタリーをサポート
  • 映像信号の計測と監視ならびにV__pro8 内で行われた映像調整の評価を可能にするウェーブフォームおよびベクトルスコープ表示
  • 映像信号を特定の色要件に調整するための RGB & YUV 色補正およびプロセシング・アンプ.高品質アルゴリズムが完璧な映像信号を保証
  • 「AV Sync Measurement」は音声および映像信号の正確な同期を管理するための高品質計測ツールで,V__line の同期パターンを生成し、3つのタイプの同期パターン(V__line,EBU,Vistek® VALID8 パターン)を読み取って分析することができます。V__pro8 の各入力は入力される VALID 信号を読むのに使うことができます
  • Dolby E® エンコーディング/デコーディング*によって、1つの AES3 接続上でプロクオリティのマルチチャンネル音声の完全互換エンコーディング/デコーディングが可能になり、Dolby E® メタデータも取り扱うことができます。本ユニットの Dolby E® Auto Aligner と組み合わせることでV__pro 8 はマルチチャンネル制作向けの完璧な伝送経路ゲートウェイとなります

直感的に使えるコントロール類

革新的な機能はユーザーフレンドリーなコントロール類と組み合わされて初めて役に立ちます。V__pro8 は制御するための便利な方法を3つ用意しています:

ウェブ GUI

V__pro8 はウェブ・ブラウザー内で直接動作する HTML 5 ベースの分かり易いタッチスクリーン・インターフェイスを使って設定できます。ソフトウェアをインストールすることは不要です。そのため,ユーザーの方は最先端のユーザー・ガイダンスだけではなくエレガントなアニメーションや GUI 上での映像チャンネルのプリビューのような多数の実用的な機能といった恩恵を受けることができます。さらに、このウェブベースのアプローチによってユーザーはネットワーク内の任意の地点からあらゆる「V__line」デバイスにアクセスできます──これは大規模なセットアップや長い接続ケーブルを使用する屋外中継制作で特に便利な機能です。

Ember+ 制御

V__pro8 は Ember+ プロトコルをサポートしており,BFE の KSC や Axon の Cerebrum やLAWO の「Virtual Studio Manager」のような外部マスター制御システムによって本機を制御することが可能になっています。このためオペレーターの方は1つに統合されたインターフェイスを使って複数のデバイス・パラメーターや放送設定の他のルーティング・パラメーターに簡単にアクセスできます。さらに「VSM」のデスクトップ環境内でV__pro8 のサムネイルとピーク・メーターを見ることができます。

「V__fp1」フロント・パネル

ウェブ GUI に加えて、V__pro8 はスイッチ・パネルおよびショット・ボックス機能を含む直接的な設定と操作を行うために別売の「V__fp 1」ハードウェア・コントロール・パネルを取り付けることができます。このパネルは設定メニューやビデオ・ソースのリアルタイム表示のための高解像度 OLED カラー・ディスプレイを装備しています。大径ロータリー・エンコーダーと Return/Cancel ボタンの組み合わせによって現地での素早く簡単な設定が可能になります。この他にV__fp 1 のユーザー・インターフェイスにはソース切替用の 10 個の選択ボタン,フロント・パネルのヘッドフォン・コネクター、コンフィギュレーションのセーブとロード用の USB ポートがあります。

主な機能

  • 8つのチャンネルのそれぞれに対するフレーム同期
  • Frame Phaser および Line Phaser モード
  • 各チャンネルに可変音声および映像遅延
  • 各チャンネルに SRC を含むエンベディングとディエンベディング
  • 各チャンネルに RGB 色補正とプロセッサー・アンプ
  • 2チャンネルのアップ/ダウン/クロス・フォーマットおよび AR 変換
  • エンベッダー毎に2つのサラウンド→ステレオ・ダウンミキサー
  • Dolby® E Auto Aligner
  • Dolby® E エンコーディングおよびデコーディング
  • クアッドスプリット・マルチビューワー
  • ウェーブフォームおよびベクトルスコープ表示
  • タイムコード挿入、テストパターン・ジェネレーター、チャンネル毎のビデオ ID ジェネレーター
  • タイムコード・ジェネレーター
  • シンク・ジェネレーター
  • 多フォーマット映像出力
  • AV Sync Measurement(Vistek® VALID8 互換)

仕様

映像インターフェイス

  • 映像信号入出力:BNC コネクターを介する 3G/HD/SD-SDI 入力×8、BNC コネクターを介する 3G/HD/SD-SDI 出力×8、BNC コネクターを介する 3G/1080i MV/QS 出力×1、ローカルな MV/QS モニタリング用の DisplayPort×1
  • 映像基準信号入出力:BNC コネクターを介する BB/Tri-Level 入力、Loop thru 出力、BB/Tri-Level 出力
  • 映像規格:
    2.97Gbps 映像規格(1080p):
    1080p 60Hz SMPTE-424M, 425M Level A & Level B
    1080p 59.94Hz SMPTE-424M, 425M Level A & Level B
    1080p 50Hz SMPTE-424M, 425M Level A & Level B
    1.485Gbps 映像規格(HD):
    1080i 60Hz SMPTE-274M(4),-292M(D)
    1080i 59.94Hz SMPTE-274M(5),-292M(E)
    1080i 50Hz SMPTE-274M(6),-292M(F)
    1080p 30/29.97/25/24/23.976sf
    1080p 30Hz SMPTE-274M(7)-292M(G)
    1080p 29.97Hz SMPTE-274M(8)-292M(H)
    1080p 25Hz SMPTE-274M(9)-292M(I)
    1080p 24Hz SMPTE-274M(10)-292M(J)
    1080p 23.976Hz SMPTE-274M(11)-292M(K)
    720p 60Hz SMPTE-296M(1),-292M(L)
    720p 59.94Hz SMPTE-296M(2),-292M(M)
    720p 50Hz SMPTE-296M(2),-292M(M)
    270Mbps 映像規格(SD):
    576i 16:9 and 4:3 SMPTE-259M(C)
    480i 16:9 and 4:3 SMPTE-259M(C)
  • 映像基準:Analog Genlock High definition tri-level sync SMPTE-274M/296M または SD 1V BB SMPTE-170M/318M または SDI
  • リターン・ロス:SD > 15 dB, HD > 15 dB, 3G-HD >15 dB(5MHz〜1.485GHz)>10 dB(1.485GHz〜2.97GHz)
  • ケーブル長(Belden1694A 使用):SD > 350 m,HD > 180 m,3G-HD > 120 m
  • 映像解像度:10 ビット 4:2.2

音声インターフェイス

  • 音声信号入出力:前面/背面の LC コネクターを介する MADI/AES10 オプティカル入出力(リダンダント・モード選択可能)×2、BNC コネクターを介する SDI エンベデッド・オーディオ
  • 音声基準信号入出力:BNC コネクターを介する BB/Tri-Level,WordCLK 入力(音声の位相合わせのためのみ)BNC コネクターを介する WordCLK 出力
  • 音声規格:SMPTE 299/48,MADI/AES10
  • 音声解像度:24 ビット

メタデータ

ATC(LTC. VITC1,VITC2)SMPTE12M-2,Binary group data
SMPTE 309,AFD SMPTE2016,Closed-Caption SMPTE334,VBI data services/DTV descr. SMPTE334,Source-ID OBSspecial,Dolby E® Meta data SMPTE2020,ANSI/SCTE 104
SMPTE2010,DVB/SCTE VBI SMPTE2031,Teletext OP-47
(これ以外にも求めに応じます)

IP インターフェイス

  • ギガビット・イーサネット:RJ45 100/1000Base-T×2

プロセッシング

  • サムネイル表示および PPM:入出力 JPEG サムネイルおよび PPM データ
  • 音声映像同期(Audio/Video):同期動作< 2 ms
  • 映像/音声出力同期:外部クロック基準または SDI 入力にゲンロック
  • レイテンシー:映像処理レイテンシー=最大 100 ピクセル,フォーマット変換=1 フレーム,クアッドスプリット・モニタリング=1 フレーム、音声レイテンシー(SRC 停止,同期動作)< 2 ms
  • DOLBY E® エンコーディング/デコーディング(オプション):Dolby® 仕様に基づくメタデータ生成を含む 16 ビット/20 ビット、柔軟なライセンス管理(ユニット毎に4つまでのライセンス、各ライセンスはエンコーダーまたはデコーダーのいずれかとして動作可能)

制御と監視

  • プロトコル:HTTP,SNMPv1,Ember+
  • ユーザー・インターフェイス:Embedded HTML 5 ユーザー・インターフェイス,前面 LED ステータス表示,別売の「V__fp 1」コントロール・パネル、バーチャル GPI(Ember+ を介して)

電源

  • IEC コネクター使用の自動検出式 AC 100〜204 V,50/60 Hz 電源入力×2,< 80 W

環境データ

  • 保管温度:-20〜+70℃
  • 使用温度:0〜+40℃
  • 相対湿度:≦ 90%,結露なきこと
  • 電磁環境:E2(EN55103-1,-2)

筐体機構

  • 寸法(H×W×D):44(1RU)×481(19″)×458 mm
  • 重量:4.6 kg

仕様は予告なく変更されることがあります。

資料ダウンロード

  • LAWOビデオ製品 ブロッシャー(2.4MB)

    DOWNLOAD

LAWO社編集“放送設備のIP化について”資料ダウンロードのご案内

LAWO社編集“放送設備のIP化について”資料ダウンロードのご案内

CONTACT US お問い合わせはこちら

本 社:03-6457-6021 取り扱い製品に関するお問い合わせ
技術部:03-6457-6022 修理に関するお問い合わせ
受付時間 9:00 ~ 18:00(土日祝休み)

メールフォーム

メールアイコン

メールで製品リリース情報などをお届け。

製品のリリースなど、耳寄りな情報をメールで配信しています。
メールの配信を希望するお客様は、どなたでもご登録いただけます。
ご登録は簡単。フォームに必要事項を入力するだけ。

ご登録はこちら

このページの先頭へ